770件のひとこと日記があります。
2020/01/04 07:40
3番.ファースト・楠本泰史
筒香嘉智の抜けたクリーンナップを考えた
時、どうしても右打者を3人並べる事には
抵抗を感じてしまう。左打者を1人は挟み
たくなってしまう。でも調べてみると、
こだわる必要もない事がすぐに分かる。
昨シーズン、右打者3人クリーンナップは
26試合17勝8敗1分。全く問題ないという
より、むしろ良い。コレに対して筒香嘉智
以外の左打者がクリーンナップに起用され
たのは佐野恵太が25試合で内1試合では
梶谷隆幸も併用されている。この2人だけ。
勝敗は7勝17敗1分。佐野恵太が中軸に座る
と、打てないわけではない。佐野恵太の
クリーンナップ打率は.261。特に4番での
打率は.316と上出来だ。しかし25試合で
4打点しかない。4番での打点は0だ。
ヒットOKの場面で、長打だけは許さない
配球をされている事を意味する。代打では
チャンスに強いイメージがある。しかし
4打席トータルで勝負されると脆さが出る。
相手バッテリーは、4番打者に対して、
ストーリー性のある4打席トータルでの
仕掛けを施してくる。まだまだそこを
上回っていると言うには程遠いだろう。
故にチームを勝たせる4番ではまだない。
だから4番打率3割超を以って、佐野恵太
を現時点で4番候補とするのは危険だ。
4番は奇策なくN.ソトで進めるべきだ。
そしてその後ろを支えるのは、宮崎敏郎に
しか出来ない。4番.ソト5番.宮崎はセット。
話を3番に戻すと、得点力アップの為には、
単打で2塁より生還するシーンを増やさな
ければならない。左右に関係なくある程度
は走力がある、巧打者が求められる。
そこを佐野恵太と楠本泰史で争って欲しい
と考えている。両立の起用法も考えたが、
どうも上手くいかない。どうしてもだ、
J.ロペスと梶谷隆幸の壁を破らなければ
ならない。本来、この3番は、J.ロペス
もしくはT.オースティンの席だと思う。
外野手1枠も元気なら梶谷隆幸の席だ。
2人同時にこの壁を突破するのは守備力
もあって厳しい戦いになる。だからまず
どちらか1人に、レギュラーを奪取して
欲しい。そして僕が望むのは楠本泰史。
ポジションをファーストとしたのは、
J.ロペスに代わる一塁手が見当たらない。
N.ソトを一塁手で起用するならば当然に
終盤の守備固めは必要になる。育てなけ
ればならない。佐野恵太vs 楠本泰史は
筒香でなくポストロペスの争いなのだ。
駒田さん以降、我々は一塁手の守備に
目が肥えている。どんなに助かったか。
ラミレス監督は今季、J.ロペスにも、
手形を切らずに争わせるつもりの様だが、
安心出来る一塁手が出現しなければ、
J.ロペスをファームに追いやる事は無理。
だから僕は宮崎敏郎の一塁コンバートも
一つの手だと考えている。終盤にサード
を守備固めして宮崎敏郎が退くではなく、
一塁守備に回る様な構図。もしくは、
伊藤裕季也や柴田竜拓がサードスターター
でも良いと思う。T.オースティンの適応に
関わる問題なのだか、J.ロペスに頼らない
事を本気で考えているならば、N.ソトを
一塁手で起用するならば、J.ロペスの聖域
に踏み込まなければならない。守備固めの
為に外国人枠は使えないのだから。
※競争3= 楠本泰史vs佐野恵太
※監督構想=3番ファーストN.ソト