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2018/09/11 20:48

ミスについて

今週、旧?角居廐舎の馬、サトノワルキューレカンタービレの2頭が出走する。角居調教師は飲酒運転を犯し謹慎中だ。

飲酒運転は福岡で子供3人を死亡させる事故をきっかけに厳罰化し、現在は飲酒だけでなく、車の事故に対して社会的にも厳しい扱いがされている。
私の会社も車を使う機会の多い仕事だが、昔と違い、少々の車のキズでも注意するようになり、かなり細かいところまでチェックされるようになった。

ヒヤリハットの法則、あるいはハインリヒの法則というのがあり、小さい危険の300分の1の確率で重大事故につながるという考え方がある。その結果、ヒヤリハットを無くすため、細かいところまでチェックし、重箱の隅を突くような事になってしまい、変に萎縮させ、逆に事故を増やすのではとも考えられる。

アメリカの経済評論家のナシームタレヴは、大きいミスを侵す人は、日頃小さなミスをしない人が多いと主張する。逆に小さいミスを繰り返す人は大きなミスは起こさないとも言っている。
大きいミスを侵す人は、小さなミスを隠す傾向があり、周りからこの人は大丈夫だと思われるようになると、後からドーンと隠しきれずデカイことをすると主張している。

しかし、交通事故というものはある種の確率論でもある。本当に事故になるときは、避ける事も出来ない事もある。また、厳しくして萎縮したからといって、車の運転もマトモにできなくなるとも考えづらい。ちょっとくらいトロい運転でも事故にならない方がいい。安全運転は重箱の隅を突くくらいでいいのだと思う。

そこで角居師なのだが、安全運転どころか酒を飲んで車を運転していたわけで、かなり事故を起こす確率を高めて運転をしていた。そして、事故ったのである。
競馬界きっての勝負師が、こんな凡ミスを犯すとは。

角居師の飲酒運転は、まさかこの人がというある意味、タレヴの主張を証明するものでもあるかもしれない。

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