ばあちゃんが倒れた

いとこが‥そんな嘘を
吐いたことがあった。
エイプリルなんたら

うちのかあちゃんは、血相を変えて飛び出して行った‥

うん、よくないよくない
そういう嘘よくない(-_-)


そういや命日だったと
今更思い出した。

毎年集まろうって
いとこ達と言ってたはずなんだけど‥
いつの間にか…不幸者だね

それでも‥思い出すよ
声を
姿を。

いとこたちが言うには
ばあちゃんは俺を一番可愛いがってたと。
そーかね？


借金とりから逃げて
田舎に戻った小学三年生

ばあちゃん家で一年位暮らしたな
布団がすっごい重くて
身動き取れないくらい重かった。


今にして思う‥

あの布団の重さは
愛情の重さだったのだなと。

ありがとう。

墓参りも行けないけど
許しておくれ。