1849件のひとこと日記があります。
2022/06/10 06:33
ダイナナホウシユウ(2022年6月10日雑記)
顕彰馬制度について調べていたら「褐色の弾丸列車」ダイナナホウシユウ(第七豊州:1951~1974)の名を知った。
シーマーの仔ダイナナホウシユウ(鹿毛)は1954年の二冠馬(皐月賞・菊花賞)で、その他にも1955年天皇賞秋にも勝っている。
生涯戦績は29戦23勝、約380キロ前後という小柄な体格(異説あり)ながら酷量を背負っての逃げ切り勝ちを得意としていたそうだ。
1950年代の日本競馬界を代表する快速馬だったとか。
ダイナナホウシユウ他界後の1984年にJRA顕彰馬制度が制定されたとき、彼はセントライトやクリフジ・トキノミノル・シンザンらとともに候補の1頭に挙げられた。
当時は、選考委員会の3/4の賛成で選出されることになっていた。
ところが選考委員の1人(誰なのかは諸説ある)が生前のダイナナホウシユウの小柄な馬体を指して「馬品に欠ける」と強硬に反対したために、結局は選外になったという。
落選理由が酷すぎる。
「馬品」(馬としての品格)とは何ぞや?
彼の落選は、当時においても異論が多数出たという。
ダイナナホウシユウは、選考権者の主観が入り込む余地を残すと碌なことにならないという、またとない見本となったのだった。
<蛇足>
夫「昔のJRA顕彰馬は選考委員会制だったのか?野球の沢村賞みたいに?今の記者投票よりも、そっちの方が良いのにな」
私「何で?」
夫「記者投票にすると人気投票になるじゃないか。僕は競馬を熟知した者を選んで選考を任せた方が良いと思うけどな」
私「それが上手く機能しなかった例がダイナナホウシユウやタケホープ・グリーングラスらだったんだけどね…」
-
YOSHIさん
kannapapaさん
おはようございます。
1981年の江川さんの沢村賞事件ですね。
有名ですね。
議論があることはいいことですが、選考(投票)権者の主観が入り込むと大抵は良い議論にはならないものです。
それにしても「馬品に欠ける」とは、あまりにも可哀相だなと思いました。 -
こんばんは。
29戦23勝は凄いですね。
馬品に欠ける、とは何でしょうね。
昔、江川さんが20勝して沢村賞を逃した時の理由が人格だったのを思い出しました。
この時も記者投票だったみたいですね。 -
ひろすけさんがファイト!と言っています。
-
ひろすけさんがいいね!と言っています。
-
YOSHIさん
おるたんさん
こんにちは。
このような名馬がいたのだなぁと思いました。
ダイナナホウシユウのような歴史的名馬がいたことは、語り継ぎたいものです。 -
おるたんさん
「褐色の弾丸列車」ダイナナホウシユウのお話とても
興味深かったです。 -
おるたんさんがファイト!と言っています。
-
おるたんさんがいいね!と言っています。
-
YOSHIさん
アヴェノチャンスさん
おはようございます。
本当にそう思います。
どの方法を採っても一長一短で、完璧な制度などないのですね。 -
アヴェノチャンスさん
おはようございます!
うかがってみれば、以前の選考委員会制度も記者投票制度も一長一短ですねそれにしても、昔の選考委員にも某球団の某オーナーみたいな方がいらっしゃたのですね