1849件のひとこと日記があります。
2023/03/15 06:56
水滸伝の名馬
幼い頃「水滸伝」日本語訳を読んでいたが、歳を取った今読み返すと新しい面白さがあるものだ。
今日は「馬」に焦点を当ててみたいと思う。
水滸伝は北宋末期(12世紀初め)の中国を舞台とした長編娯楽小説だ。
細かい説明は省くが、山賊の話なのに作中にはやたら騎馬戦の描写が多い。
そして少なからず名馬も登場する。
「賽白玉(さいはくぎょく)」(13回)
北京大名府(現在の河北省邯鄲市大名県)の練兵場で、索超が楊志との一騎討ちで乗った白馬。
「火塊赤(かかいせき)」(13回)
北京大名府で楊志が索超と一騎討ちする際に、楊志が梁世傑から借りた赤馬。
赤兎馬に例えられるほどの名馬とされる。
「踢雪烏騅(てきせつうすい)」(54回)
「烏騅」とは黒馬のことで、かかと(踢)が雪のように白いのでこう呼ばれるとのこと。
梁山泊討伐のため、徽宗皇帝が呼延灼に下賜した馬。
「照夜玉獅子(しょうやぎょくじし)」(60回)
夜の月に照らされたような全身真っ白な馬。
金国の皇子の所有馬だったが、馬泥棒の段景住が宋江のために盗んだ。
「衝陣馬(しょうじんば)」
曽魁(曽長者の四男)の乗馬で、陣を衝く程に気性の荒い馬。
「転山飛(てんざんひ)」
王寅(方臘の部将)の乗馬で、山河を平地のように駆ける。
写真は散歩中に撮影した椿の花。
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Fumioさんがいいね!と言っています。
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YOSHIさん
kannapapaさん
こんばんは。
古代中国の時代から人と馬の関係は深かったですね。
戦国時代後期に戦車戦から騎馬戦に移行してからは、人の騎乗に耐え得るような丈夫で敏捷な馬の需要が増大したと聞いています。
それにしても馬名には命名者のセンスと教養が出ますね。 -
kannapapaさんがいいね!と言っています。
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こんばんは。
中国でも昔から人と馬との関係は深かったのでしょうね。
馬名にセンスがありますね。 -
YOSHIさん
おるたんさん
こんばんは。
本当に訳の分からない天候の年が近年続きますね。
心身の健康にだけは気を付けて下さい。
三国志や水滸伝で馬の描写が割と多いのを見て、やはり中国大陸での騎馬戦の比重はかなり重いのだなと思いました。 -
おるたんさん
いつもありがとうございます。
こちらも今年は雪の解けるのが早いですが、
このまま春が来るのかどうか、春分の日辺りに吹雪くことが
以前は多かったんですが、この頃は異常気象でよく分からないですね。
中国北宋末期の馬の名前もカッコイイですね。 -
おるたんさんがいいね!と言っています。
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YOSHIさん
アヴェノチャンスさん
ただ、水滸伝は70回(108人の英雄が集結)でクライマックスを迎え、100回で一応の結末を迎えます。
なので、120回通しで読む人はいるものの、70回又は100回で読み終える人が結構多いです。 -
アヴェノチャンスさん
なるほど、ご回答いただきありがとうございました。
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YOSHIさん
アヴェノチャンスさん
おはようございます。
趣味が出てしまいました(^_^;)
水滸伝は基本的に全120話から成り、それを回と呼びます。
()内は初登場する話数です。