トウカイテイオー（1993年有馬記念）

奇跡の名馬トウカイテイオーのラストラン。
以下、数年前の夫との会話も含む。

1993年12月26日
中山9R　第38回有馬記念（G1）晴・良馬場
1着：トウカイテイオー（田原成貴）
2着：ビワハヤヒデ（岡部幸雄）1/2馬身
3着：ナイスネイチャ（松永昌博）3.1/2馬身

1番人気はこの年の菊花賞馬ビワハヤヒデ。
トウカイテイオーは4番人気、ちょうど1年ぶりの出走だった。

序盤で先頭に立ち馬群を引っ張るのはメジロパーマー（横山典弘）で、レガシーワールド（河内洋）とビワハヤヒデも馬群前方に付ける。

トウカイテイオーも好位追走。

直線で抜け出したビワハヤヒデをトウカイテイオーが追う。

長い追い比べを制したのは、終盤で差し切ったトウカイテイオーだった。

トウカイテイオー奇跡の復活！

彼はラストランを劇的勝利で飾ったのだった…？？


夫「そんなことはなかったぞ」

私「そうなの？トウカイテイオーは1993年有馬記念で有終の美を飾ったのではなかったの？」

夫「違う違う。翌1994年も現役続行していたぞ。1戦も走らなかっただけで。あれこそ『出る出る詐欺』だったな」

私「そうなんだ」

夫「1994年産経大阪杯で始動予定で、断然本命だったが回避。天皇賞春は距離が長すぎた。そして宝塚記念を目標にしていたがこれも回避。同年の天皇賞秋で引退レースにする予定が調子が戻らず、結局は出走しないまま8月に引退を発表したんだよ」

かくしてトウカイテイオーは1994年10月に東京競馬場で引退式を行い、彼の奇跡は伝説になったのだった。


動画「1993年有馬記念」
JRA公式
https://www.youtube.com/watch?v=fGIx7bHC-I0
カンテレ競馬公式
https://www.youtube.com/watch?v=Fr3T2H2_Pjs