城崎哲『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』

これぞ良書。

城崎哲さん『カリスマ装蹄師 西内荘の競馬技術』（白夜書房）読了。

2007年5月刊行なので、ディープインパクト（2006年12月引退）に重心をおいて語られていた。

騎手や馬主だけを追っかけていたのでは分からない、装蹄師の視点から競馬を解説していた。

目立たないが、それでいて熟練の技を要求され、更に競走馬のキャリアを大きく左右する重要な仕事。

そもそも馬には生産者・馬主・調教師・騎手など幾多の人々の「仕事」が噛み合ってこそ競走馬に成長できるものだが、その中でもあまり目立つとは言えない装蹄師に光を当てた本書はまさに良書と言えよう。

読んでも馬券の的中率がすぐに上がると言う訳ではないだろうけれど。