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2024/08/22 07:57
馬の詩(2024年8月22日雑記)
昔の中国でも、馬は生活の一部だった。
唐の詩人・李賀(791~817)が馬の漢詩を残している。
23首から成る連作詩で、ここでは全部は紹介しない。
五言絶句。
訳文は井波律子さん『中国名詩選』(岩波現代文庫)により、()内は私が追加。
『馬詩(馬の詩) 二十三首 その八』
赤兎無人用
当須呂布騎
吾聞果下馬
羈策任蛮児
<訳文>
赤兎(赤兎馬のこと)のような名馬は常人には乗りこなせず、
呂布のような猛将が乗ることが必要だ。
だが、聞くところによれば、小馬の果下馬(ポニーのこと)は
異民族の子どもでも、たづなと鞭で自在に操れるとか。
李賀は幼少から天才少年詩人の誉れ高かったが、大人同士の権力争いに巻き込まれて嫉妬され、若くして就職の道を閉ざされた。
彼は自らを赤兎馬に例えて、きっと鬱々としていたのだろう。
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YOSHIさん
おるたんさん
おはようございます。
来週にキャロットクラブで大イベントがあるのですね。
良きご縁がありますように。
早逝の天才詩人李賀は、芥川龍之介・三島由紀夫など日本の近現代の文豪にもかなり影響を与えたと聞いています。
唐という王朝はそもそも異民族の影響の強い時代でしたが、馬や驢馬が生活の一部として定着していたのでしょうね。 -
おるたんさん
遅くなってごめんなさいね。
身体の事お気遣いありがとうございます。
来週キャロットクラブの出資馬検討ツアー(1歳馬の見学ツアー)あるので
なんとかそれまでには体調整えたいです。
唐の詩人・李賀(791~817)の馬の漢詩を
ご紹介下さってありがとうございます。
自分を赤兎馬になぞらえたのですね。
モンゴルとかキルギスなどでは
小さな子供でも馬に乗り上手に操って
いますよね。まさに人馬一体だなあと
思います。
私はシルクロードやスタンの国に惹かれるものがあって
時間があるとその辺りの写真や動画見ています。
昨夜はタジキスタンをロバと旅する女性のSNS見てました。
ロバが愛嬌あってとっても可愛くて、見たこともない景色は壮大で
心打たれました。 -
おるたんさんがいいね!と言っています。
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YOSHIさん
kannapapaさん
おはようございます。
李賀はその圧倒的な詩才で独自の詩的世界を構築して、付いたあだ名が「鬼才」でした。
その詩才は多くのファンや後援者を得た一方、妬みの対象にもなりました。
彼は若くして病死しましたが、その詩で後世まで名を残すことになりました。
李賀の詩集の日本語訳もありますが、改めてその詩才に驚嘆します。 -
裕紀子さんがいいね!と言っています。
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kannapapaさんがいいね!と言っています。
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おはようございます。
いつの時代でも圧倒的な才能に嫉妬ややっかみはあるものですね。
漢詩という世界で名詞を残し、後世の人にも賞賛されるのは嬉しい限りです。