1833件のひとこと日記があります。
2025/02/04 08:21
宮城谷昌光『随想 春夏秋冬』(新潮社)
宮城谷昌光さん『随想 春夏秋冬』(新潮社)読了。
2015年4月刊。
奥様のこと、若い頃のこと、故郷のこと、現在の宮城谷文学の糧になり礎になったであろう様々な心象や風景を綴ったエッセイ集。
流石に独自の格調高い文体で、彼の教養と思索の深さに感嘆する。
夫「お、宮城谷か?」
私「宮城谷昌光さん(1945~)。私の好きな作家さんの1人だ」
夫「競馬予想本か?」
私「違うよ、文学エッセイだ。競馬の記述もあるけどな」
夫「この人は有名な馬券師でな。日本競馬史で最初期からいるタレント馬券評論家の1人だ」
私「中国史を中心に、清冽な歴史小説を書いている直木賞作家でもあるぞ。この人の作品は、ほぼ全部読んでいる」
夫「直木賞作家?マジかよ」
つまり、こういうこと。
宮城谷さんは20歳代(1970年頃と思われる)に会社を辞め、3~4か月もの間は専業馬券師として食べていたとのこと。
その間は「小説は、一行も書けなかった」と宮城谷さんは本書内で述懐している。
1991年(46歳)『夏姫春秋』で直木賞を受賞した頃から売れっ子作家になり、近年に至って紫綬褒章や旭日小綬章などを受章するなど大作家としての名声を確立して現在に至る。
私「三国志を始めとした古代中国史ものが多くてな、近年では『三国志』全12巻の他、『公孫龍』や『諸葛亮』などが出ている」
夫「へぇ〜、本当に作家なのか!」
一体、何だと思っていたのだ?
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YOSHIさん
おるたんさん
おはようございます。
大変な寒波、辛さお察しします。
雪が凄いのですね
ご自分の健康と安全を第一になさってください。
宮城谷昌光さんで個人的に好きな話は長編では『重耳』『香乱記』『草原の風』あたり、短編集では『孟夏の太陽』『沈黙の王』などです。 -
YOSHIさん
kannapapaさん
おはようございます。
情熱と根気と周囲の理解がなければできないことなので、凄いことだと思います。
直木賞作家にはこういうユニークな経歴の人が結構多いように思います。 -
おるたんさん
いつもありがとうございます
こちらは寒さもですが、いよいよ雪が
たくさん降り積もって、道路も歩道がなくなって
いたり、車道は3車線は2車線に、2車線は1車線になり
大渋滞。バスは寒い中15分くらいは普通に待つ。
人々は除雪作業に明け暮れる。と言った厳しい季節が
やってきました。
宮城谷昌光さんのお話ありがとうございます。 -
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こんばんは。
大器晩成タイプですね。
勉強になりました。 -
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YOSHIさん
べっちょさん
おはようございます。
本日(2025年2月4日)80歳の誕生日だそうです。 -
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