フォワ賞 キセキ ３着

３枠から他馬と並んでスタート、その後二の足速く序盤から競られることなく先頭に。後ろにヴァルトガイスト、ウェイトゥパリス、シルバーウェーブの等間隔のキレイな縦一列でレースは進む。
最後の直線、マーフィー騎手が追い出し始めるとヴァルトガイストが追い出し、少しずつキセキに並び抜いて行く。キセキも負けじと踏ん張るが、ウェイトゥパリスまで抜かれ３着でゴール。ただし、抜かれても大きく失速せず、シルバーウェーブに抜かせなかった。

結果だけ見ると残念ですが、キセキのレースができたことは収穫だったと思います。スタートから先頭に立てず、追走する展開なら次走のプランが立てづらいでしょう。レースは縦一列で１着馬にマークされる展開。逃げ馬の定めですが後ろにピッタリつかれて、キセキもストレスをずっと感じながらホントによく頑張ったと思います。精神的にも強い馬と思う。

話は変わりますが、馬群は縦一列に並んで、オブライエン厩舎の調教を思い出しました。後ろの馬につけるとマラソンのように風除けになったりするのかな。日本だと前の馬につけるよりやや斜め後ろのように思うのでちょっと違う感じ。中盤、カメラマンもうまく四頭を画面に収めて、キレイな映像でした。サラブレッドが走る姿は美しい、カッコいいなあと改めて感動しました。

キセキはヴァルトガイストに比べるとやや頭が高いように見えました。３着ながら、おかしな負け方ではありませんし、これから陣営がどう戦略を練ってくるのか、凱旋門賞が楽しみです。

キセキ、マーフィー騎手おつかれ様でした。