14件のひとこと日記があります。
2023/10/28 18:13
イクイノックスの不安
宝塚記念のイクイノックスは忖度気味に「むしろ凄く強い勝ち方」と評価、擁護されることが多いものの、実際は過大評価できないと思う。
位置が後ろになったが結果は展開・馬場は追込、外差しに向いて恩恵を受けている。
あれが強い勝ち方なら似た戦法で2〜4着に来た馬も凄く強いと褒める必要があることになる。
海外帰りと栗東滞在で万全じゃない状態面の割に強かったという意味なら理解できる。
ただ実際陣営が「実は状態悪かったのに勝ったから凄い」と褒めているが、大事に使われ続けているイクイノックスの扱いを考えたら状態が本当に悪いなら使わないのではとも思うし、最高ではなくても及第点以上の状態ではあったのではとも感じる。
またルメールのレース後コメントや表情も、及第点の状態で想定以下のパフォーマンスになったような微妙な感じに見える。
逆にイクイノックスが文句なく強い勝ち方をした有馬記念も思えばイクイ含め1〜4着が軽斤量55kgの馬だった。
さらに輸送遅延で影響受けて状態悪かった有力馬も多かったので、本当に強豪を力で退けた形とは言いがたい面もある。
イクイノックスは不利なはずの大外になった皐月・ダービーも結果的にはむしろそこに向いた馬場、展開になっていて、ルメールが上手く立ち回るおかげもあるが、運がいい。
つまり、イクイノックスは斤量58kgで斤量が同じか軽い強い馬と戦った場合はそこまで絶対的な馬じゃない可能性がある。
天皇賞秋はスターズオンアースがいたら、牝馬のスターズオンアースが勝つんじゃないかと思ってた。最近はイクイノックス含め斤量軽くて強い馬が古馬G1勝ってしまう傾向が多いから。
また秋天はサンデー系よりキングマンボ系が強い。
イクイノックスはドバイの勝ち方で一気に評価を上げたが、結局斤量優位がない宝塚でのパフォーマンスは思ったほどじゃなく、有馬も前述の通り。
まあでも、ルメールは高確率で上手く乗るし、馬も対応力があって真面目に走るのだからイクイノックスが最有力であることは間違いないのだが、負けても意外じゃないし、勝ったとして思ったほど強い勝ち方にならなくても意外じゃないと思っている。