81件のひとこと日記があります。
2018/09/30 23:17
武豊騎手 JRA4000勝の金字塔
【歴代担当記者 ちょっといい話2】
《岩田久美 97年〜06年》
武豊騎手、JRA通算4000勝、おめでとうございます。
1年ほど前、テレビのスポーツ番組で豊さんを拝見しました。笑顔でリプサービスをし、期待を裏切らない活躍で、最後には今まで誰もできなかった挑戦をいとも簡単にクリア。一緒に見ていた小学生の娘2人も「すごぉ い。天才かっこいい」と声をそろえていました。
その姿に、私は記者時代を思い出しました。あの頃、どんな大記録であっても、武豊騎手が達成することは当たり前だと思っていました。頭の回転が速く、こちらが求める以上のコメントをいつもさらっとくれる、身近で、とても遠い大スター。
武豊さんがいる時代に、競馬の仕事ができて本当に幸せでした。そして、豊さんの活躍の裏側には、それを支えるすてきな奥さまがいることを、私は知っています。純粋に旦那さまが大好きで、そっと見守る器の大きさを持つ量子夫人。大好きな私の憧れの女性です。量子さん、武豊騎手の4000勝、おめでとうございます。
《平本果那 06年〜》
誰よりもジョッキーという仕事を愛する人だ。数年前、イベントの仕事で、高知競馬場で一緒に競馬を観戦したことがある。なんてこたぁないただの一般レース。1着馬がゴールした後、子どものように目をキラキラさせながら勝ち馬の騎手を目で追っていた。
「かっこいいなぁ。騎手ってかっこいいよね。ねぇ、かっこいいと思わない!?」
こう問われて目が点になった。いや、武豊さん...、ビッグレースを誰よりも勝ち、JRA4000勝を達成し、海外でも大活躍するあなた以上にかっこいい騎手は、世界レベルでもそういないんですけど...。
中央だろうが、地方だろうが、海外だろうが全然関係ない。競馬で勝つ、かっこいい騎手にただただ憧れているだけなのだ。
勝てば勝つほど勝ちたい気持ちが強くなる。前人未到の数字を刻みながら「まだまだ足りない」と言うんだから、誰もかなうわけがない。"かっこいい騎手"になるための情熱は一生尽きることはない。