競輪
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2018/12/18 23:30
平成最後の夢【障害王オジュウの挑戦】��
日刊スポーツからの抜粋
《長山オーナーに聞く》
＊Ｑは記者の問い、Ａは長山オーナーのコメント。
Ｑ/平地再転向のときから有馬記念挑戦を言い続けてきた。
Ａ/中山グランドＪを勝ったときにオジュウの可能性を終わらせては申し訳ないと思った。宝塚記念に出られないか調べたが、ダメだったので有馬記念を目標にしたんです。オーナーがブレては絶対にダメだよね。武豊騎手も和田正師も長沼厩務員も彼らは本物のプロ。みんなが同じ方向を向くように後ろを向かず、前を向いて進んでいかなくちゃ。
Ｑ/前走の南武特別をどう見たか。
Ａ/さすが武豊だと思った。ただ勝つだけでなく、どれだけ速い脚を持っているか試したんだと思います。そして、ハロン１１秒台の脚が使えることがわかった。これは大きいね。
Ｑ/今回は本当のＧ１馬たちとの戦いになる。
Ａ/ＪＣは確かに時計は速いけど、多くの馬がレコードで走っているということ。これは僕の見方。自分の見方があれば競馬は面白くなる。オジュウが開成山特別を走る前に｢絶対に通用しない｣っていう競馬関係者もいた。ハハハ、ありがとうございます。おかげで馬券でもうかりました。
Ｑ/あらためてオジュウとは。
Ａ/特別な馬ですよ。並みじゃない。今まで５０年近く馬を見てきたけど、こんな馬いない。騎手が障害を跳べるのが不思議なくらい加速して沈むというし、厩務員は心肺機能がすごいという。これは遺伝するはず。絶対に種牡馬にしたいし、できれば海外と国内でシャトルするような種牡馬にね。
Ｑ/有馬記念へ。
Ａ/(馬名の由来となった)次男は競馬場には来ないけど、自分の名前が付いた馬が走ることは喜んでます。平地未勝利で落ちこぼれだった馬が障害でＧ１を５回勝って、有馬記念を走る。競馬は夢とロマンだと思うし、多くのファンに応援してもらいたいと思います。僕は緊張はしません。いよいよ本当のＧ１で入らせることができるのをワクワクしています。
《状態》
１６日/オジュウチョウサンは１６日、美浦で調整した。角馬場では首をグッと下げ気合十分の動き。ウッドに移動すると、馬場の七分所を単走でシャープに駆け抜けた。４ハロン５７秒３ー１４秒０と軽めも、和田正師は｢グッと行くところを馬なりで。スムーズでした。やる気はあるけど、コントロールは利いて、感じは良かった｣と笑みを浮かべた。ファンの絶大な支持に応えるために、陣営は一世一代の究極仕上げを目指す。師は｢予定通り。現時点ではいいと思う｣と前を向いた。
１７日/オジュウチョウサンは全休日の１７日、馬房で英気を養った。この日は多くのスポーツ紙の一面を飾った。長沼厩務員は｢ありがたいことです。今日も馬房で立ち上がったりと、だいぶいい感じ。開成山特別(前々走)が７０点、南武特別(前走)が８０点。今回は触るのも怖いくらいで、最高の出来だった１６年の中山大障害に近づいてきている。１００に持っていきたい。見せ場以上に期待している｣と話した。
- オジュウチョウサン
