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2018/12/22 17:04
オジュウチョウサンの魅力
オジュウチョウサンは力まずに道中を淡々と走る。最後の直線で追われてからも全く力むところもなく、ロングスパートが出来る。決して切れる脚は持っていないが、長距離戦では非常に有効である。これはやはり障害のトレーニングと、平地競争ではあり得ない重い斤量を背負いながら長距離を実戦してきた賜だろう。
その馬体は...障害を飛越するにはトモの強化が必要不可欠だが、度重なる飛越トレーニングと実戦によって相当鍛え上げられている。そして飛越後の着地に必要な馬体を支える前肢と胸前筋も鍛えられ、加えて着地の感覚までも覚え込んだのだろう。
その影響で力強く後肢を蹴った後はその力をしっかりと受け止める為、地面を掻き込むように前肢を高く上げて膝下を振り出している。長距離で活躍したサクラローレルやグラスワンダーも似たような走り方だ。
そしてもうひとつ重要なことは、柔軟性があり常に頭が低いことである。といって決して腰が落ちているわけでもなく、鞍上は乗りやすいのではないだろうか。
画像上段を見ると分かるが、首を引いて頭が一番高いところ(左端)でも低く、そこから首を前に伸ばすと更に低くツル首状態にってなっている。この一連の動作で注目するのは、頭が高い位置でも低い位置でも決して顎を上げることがなく、きちんと顎を引いている。これは長距離にはもってこいの利点だ。人間の陸上競技でも体力を消耗しバテてくると、どうしても顎が上がってくる。顎が上がったまま走るとよれてしまい、更に体力を消耗してしまう。これを我慢し強制的に顎を引いて走るとよれずに走ることが出来、不思議に前へ進める。
その一例が画像下段の南武特別のレースだ。ゴール直後で既に力を抜いているにもかかわらず、M・デムーロ騎手騎乗の2着馬ブラックプラチナム(画像下段黄色○内)は、顎が上がっている。この時のブラックプラチナムは、最後の直後で頭を上げた時も下げた時もずっと顎を上げながら走っている。その影響でゴール前はよれによれている。その差がそのまま着順に現れた結果のひとつである。
あくまで私見だが、オジュウチョウサンの上半身はライスシャワー、下半身はキタサンブラックのように思えてならない。
今回の有馬記念は相手が強化され勝ち負けまでは疑問符が付くが、オーナー始め牧場、厩舎、騎手の夢、そしてファンみんなの夢を乗せた勇姿を是非とも見せてほしいものだ。
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そらさん
豊さんとオジョウチョウさんあってます
石神騎手が勝ってもやっぱり豊さんが1番好きです! -
そらさんがいいね!と言っています。
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まつりさんがいいね!と言っています。
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まつりさん
ドキドキですね
今日のBSイレブンで 岡田総帥は「オジュウは平地ではスピードを出せる馬体ではない」と言い切ってましたけど、馬体診断と勝負はまた違うのではないかと…
今日の石神くんの勝利が明日に繋がって欲しいです -
まつりさん...いいねとコメントありがとう
仕事場にいてグリーンチャンネル観られなかったけど、石神騎手が勝ったんだね良かった良かったホットしたー
これでオジュウチョウサンと武豊騎手の後押しと、有馬記念への弾みとなれば尚のこといいね