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2019/02/18 18:04
2019 フェブラリーステークスG1(3)
画像は日刊スポーツ紙の『1面(トップ記事)』である。
これまでも多くのスポーツ紙を購読してきたが、G1レースを初騎乗・初勝利したわけでもないにもかかわらず、これだけ大々的に掲載されるのは記憶にない。それだけ注目された騎手でありレースだったという裏付けだろう。
加えて勝った武豊騎手よりも5着だった藤田菜七子騎手の方がメインで報道されたことには驚きを隠せない。ましてやスポーツ番組だけではなく、一般の報道番組やニュースでも放送されるのは異例のことである。一夜明けた今日も又、放送されているのだから非常に注目度は高かったということだ。
そうした中でも馬の特性を活かし、ジックリ脚を溜めて最後の直線に爆発させる騎乗は、初G1騎乗で『見事、アッパレ』と表現するしかない。
そして小林オーナーを始め、関係者には感謝しなければならない。
ある元騎手がTV番組の中で騎乗馬の現状について「いい馬の多くは外人騎手に回される。しょうがないでしょう」と諦めムードの発言をしていたが、こうした日本競馬界の中で今回の起用は非常に画期的である。せっかく厳しい競馬学校を卒業し騎手としてデビューしても、時には強い馬の経験をさせなければ勝ち方も覚えられないはずであり、若手が育たなくなってしまう原因のひとつにもなり得る。
今回の陣営の英断にも『アッパレ』である。
しかし、競馬を知らない多くの庶民からも注目され、異常な雰囲気の中でのG1レースをきっちり勝ち切る武豊騎手も又『さすが、見事、アッパレ』と私には表現するしか見当たらない。
勝った一頭、勝った騎手は賞賛されるが、敗因は様々でも全頭そして全騎手には「いいレースを見せてもらった」と感謝の気持ちである。