競輪
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2019/05/21 14:04
プロフェッショナル 武豊(５) 特別編��
【top of the top】
《前田代表と佐々木師と武は｢キズナは特別なものを持っている｣と口を揃える。パドックや馬道では気合を表に出してうるさくても、ゲート入りが近づくにつれて集中し、おとなしくなる。そして直線で鋭く伸び、ゴールする瞬間最高速に達する。卓越した競争能力で、関係者に初めての栄冠をプレゼントしながら、人々を感動させる。そんなキズナの初年度産駒が2歳になり、まもなくデビューしようとしている。2年前、北海道の門別に100ヘクタールのノースヒルズ清畠が開場した。 ー中略ー ｢以前より1頭あたりの放牧地の面積を広くできました。やるからには、創業元年のつもりで、徹底的にやりたい。巨像と蟻の戦いですが、そうして、一強のノーザンファームに立ち向かっていきます｣ ー中略ー 佐々木厩舎にも期待のキズナ産駒がいる。｢現時点で3頭いるのですが、みな体の使い方がキズナに似ていて、軽いキャンターをします。宝塚記念の日(6月23日)にデビューする予定のリメンバーメモリーは、強い馬が出てくる芝1800mの新馬戦にぶつけてみたくなる馬です。キズナと同じ晋二オーナーの所有です。またダービーを勝ちたいし、フランスに行きたい。夢のつづきですから、鞍上はあの騎手です｣もちろん前田代表も大きな夢を見ている。｢今年もキズナは150頭ほどに種付けしました。私の夢は、キズナの産駒に武豊騎手を乗せてダービーと凱旋門賞を勝つことです。叶わない夢はない。諦めない限り、夢の途中だと思っています。オーナーブリーダーは日本では絶滅危惧種になっていますが、アラブの王族や、世界的ファッションブランドの経営者もやっているように、これほど面白いものはない。やめられません｣》
これは今月発売されたNumberのほんの一部である。これまでの日本競馬界の中で名手と称された騎手は存在してきたが、これほどまでにオーナーや調教師を突き動かす騎手は武豊騎手ただ独りである。
いくらG1を勝っている騎手であろうが、いくらリーディングトップ騎手であろうが、陣営や関係者にここまで発言させてしまう騎手は皆無である。
それは...『相馬眼』『騎乗技術』『頭脳』の全てがどの騎手よりも突出し、三位一体になっているからに他ならない。加えて関係者やファンのみならず、馬にも気遣う人格がなし得ていることではないだろうか。それがオーラとなって現れ、誰よりも人々を感動させる騎手であり、日本が世界に誇る稀代の名手であることは言うまでもない。
それこそ武豊という騎手は『top of the top』であることに違いはない。
私は10代の頃から三つの夢を持っていた。当時から全ての夢に対して友人や先輩、そして家族も、周囲の人達はみな｢そんなこと無理｣｢出来るわけない｣｢やめておけ｣と口を揃えていた。しかしその三つの夢を全て叶えてしまった。それは絶対に諦めず、夢を追いかけることはせずに常に夢と向き合い、チャンスを逃さなかったことが大きいのではないだろうか、と考える。
私が出来て前田代表に出来ないことはない。
今や巨像化した社台グループは先祖が残した牧場から始まった馬の専門だが、前田代表は本業の他にオーナーブリーダーという兼業である。取り巻く環境は違うにせよ同じ土俵に立つ者同士。
前田代表＋佐々木師＋武豊騎手の三位一体で社台グループという巨像に立ち向い、是非とも夢を実現させて欲しいと願うばかりである。
巨像と武豊騎手の関係については後々日記に記載。
- キズナ
- ヘクター
- ファー
- リメンバーメモリー
- Number
