競輪
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2019/10/22 16:33
プロフェッショナル 武豊(６) 菊花賞編��
既にインターネットでも配信されてご存じの方も多いとは思いますが､武豊騎手を語るには外せないコメントを記載しておきます｡
◎大塚亮一オーナー
『直線で前が開いた時､僕の目にはそこだけアップになってました｡やっとですよ｡始まりは29年前ですから｡春はソエが酷くてダービーは使えなかったが､我慢して本当に良かった｡友道先生には(武豊騎手に)断られるまで武さんでお願いしていました｡』
＊90年有馬記念のオグリキャップを見た時から武豊騎手に心酔し､少年時代は競馬学校を受験したほど｡不合格になると｢だったら馬主になって武さんを乗せてクラシックを勝ちたい｡｣と08年に馬主免許を取得｡
◎友道康夫調教師
『さすがだね｡一言で言ってジョッキーが上手い｡いいスタートを決めてくれたしロスのない競馬だった｡』
＊馬を育てることは勿論だが､騎手を育てることも上手い調教師｡今さら武豊騎手を育てるということはないが
◎生産者・吉田勝己ノーザンファーム代表
『大塚さんの執念ですね｡ジョッキーも完璧に乗ってくれました｡』
＊今さら言うまでもないがC.ルメール騎手や海外騎手を最優先で騎乗させ､早い時期から勝てる馬を作る事業家｡外厩舎のトップでもある｡｢騎手は何もしていない｡馬が強かっただけ｡｣と､勝っても騎手を誉めることは殆どないが､今回ばかりは武豊騎手に脱帽といったところ
画像の上段3枚を見ると､何かしら人馬が会話しているようにも見えてしまう...
豊
｢プレちゃん､勝ったぞ｣
プレ
｢知ってる知ってる｡直線向いて抜け出した時の歓声は痺れたねぇ｣
豊
｢そうだな...身体中がジーンとして...そう言えば4コーナーでヒシゲッコウに競られた時､怒っただろう｣
プレ
｢よく分かったね｣
豊
｢そりゃあサンデーサイレンスの血を引いてるからなぁ｣
プレ
｢祖父さんの血ってそんなに癖悪いのか｣
豊
｢ああ...レースの時にも他の馬に噛みつこうとするし､人を寄せ付けないような荒々しい気性だったからなぁ｣
プレ
｢そんな血が流れているのかぁ｣
豊
｢但し...その気性が切れや爆発する末脚に活かせるんだ｣
プレ
｢だからオラが怒ったことを見抜いて仕掛けたってわけなんだ｣
豊
｢そういうこと｣
プレ
｢さすが豊ちゃんだけど走ったのはオラなのに､豊ちゃんの歓声ばっかりじゃないか｣
豊
｢そうか｣
プレ
｢仕方ないけどな｡鞍上はなんたって世界の武豊だから｣
豊｢じゃあファンの目の前を通るから挨拶したらどうだ｣
プレ
｢そうだな...｣
豊
｢ほら...みんながこっち向いてるぞ｣
プレ
｢どうだオラがワールドプレミアだ｣
豊
｢何だよ､そのドヤ顔は｣
プレ
｢いいだろう､勝ったんだから｣
豊
｢まっ､いいか今度はもっと相手が強くなるからまずはゆっくり休んで...｣
プレ
｢オラは結構平気だぜ｣
豊
｢お前のスタミナは無尽蔵かっ｣
スタミナが豊富にあることを見抜いた調教師と騎手､そしてそれに賭けてじっと我慢し見守ってきたオーナーの三位一体で勝ち取った菊花賞と言えるのではないだろうかお見事
武豊騎手が騎乗する馬は癖馬が非常に多い｡それは武豊騎手の相馬目が優れていることに他ならない｡
陣営は調教や実戦を通じ馬の状態や特性を武豊騎手から聞き､そして進言や提言を引き出し調教を施す｡
それは単に距離適性や馬場適性だけではなく､馬体の出来具合や走法から､そして内面的なことからも的確に判断が出来るからである｡いくら武豊騎手よりも勝利数が圧倒的に上回っていても､これだけの相馬目を持った騎手は他に見当たらない｡
- オグリキャップ
- ファー
- ヒシゲッコウ
- サンデーサイレンス
- ワールドプレミア
