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2019/09/29 17:39
19.9.29 スプリンターズS 振り返り
モズスーパーフレアが宣言通り逃げの展開。前半32.8のハイペースで進む中、最後の直線では中団に控えていたタワーオブロンドンとダノンスマッシュが差し脚を伸ばす展開。モズスーパーフレアが逃げ粘る中、タワーオブロンドンは4コーナーでダノンスマッシュの外から先団にうかがおうという流れで、結果的にはここで勝敗は決まった。
ダノンスマッシュがもたついている間にタワーオブロンドンが突き放して坂上ではモズスーパーフレアをしっかり捉えてゴールイン。
◯ タワーオブロンドン
まさに高速馬場適性の高さを最大限生かして得た勝利である。
スタートをバッチリ決めて、ラスト1Fでは11.3秒(目測)とほぼ自身のベストな走りといっても良く、鞍上のペース配分は見事の一言。
◯ モズスーパーフレア
通常は、超ハイペースのため、これよりテンが遅いと全体の走破タイムが伸びるのだが、
この馬だけは他の馬にとって超ハイペースに見えるくらいがベストパフォーマンスを発揮できる脚質であり、
それを最大限生かしきった松若騎手も好騎乗といえる。
当日は前日予報とは異なり雨も降らず、最終週の中山の馬場としては、
これ以上ないくらいの時計が速いコンディションだっただけに、勝利を逃したのは痛い。
◯ ダノンスマッシュ
4コーナーから出口でもたついた分タワーオブロンドンとの差が縮まらなかった。
キーンランドカップと異なり、高速馬場ではタワーオブロンドンに分があるということだろう。
◯ ミスターメロディ
ハイペースで前半33.3のラップを刻んで粘ったあたりはGI馬の意地を見せた。
前走の惨敗から巻き返して、中山コースでもある程度の適性を見せた形となり、
GI馬としてこの世代のスプリントレースを盛り上げる一頭となるだろう。
◯ リナーテ
さて、本命にしていたリナーテであるが、スタートでは位置どりを下げた形となったが、それにしても
最後はほとんど伸びなかった。高速の中山コースに対して適性が低いのかは現時点判断できないが
あまりにも負けすぎなので、疲れなどがあったのかもしれず、まだ完全に見限れない。
今後、このあたりは見極めていきたい。
◯ 全体総括
馬場コンディションは2017年とほぼ同等。レッドファルクスの1.07.6と比べると0.5秒も速いタイムである。
昨年からメンバー構成も大幅に変わった今回はここ数年の中でもレースレベルは高いといえる。
コース適性の違いこそあれど、上位4頭は強く、スプリント界は今後もこの馬たちを中心に回っていくと考える。