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2020/03/08 07:20
【回顧】チューリップ賞
展開はスマイルカナやスマートリアンが主張しなかったため、レシステンシアが押し出される形で先頭に。
ペースは、先行馬での競りが無かったことにより、想定よりも遅いスローペース。
レシステンシアの仕掛けが遅い中、クラヴァシュドール、マルターズディオサが内、外から競り合うようにしてレシステンシアを追い抜き、最後はマルターズディオサがクラヴァシュドールを差し切った。
1着 マルターズディオサ(▲)
前半2Fから3F目にかけてかかるように前に取り付く。それからレシステンシアをマークする形で運び、最後は狙った通り、差し切ってゴールイン。道中かかりながら勝ちきったということからも、このレースではクラヴァシュドールよりも一枚上だったとうこと。本馬であればこれくらいのタイムであれば、十分走りきれるので、この結果自体には特に驚くことはない。本番でもそれなりのレースをするだろうが、桜花賞を勝つためには、もうワンパンチ欲しい気もする。
2着 クラヴァシュドール(△)
マルターズディオサとの着差は前走とほぼ同じ、道中かかり気味のマルターズディオサに負けているという点では力負けのような気もする。いずれにしても賞金は加算され、問題なくクラシックに出走できるということで、陣営もまずは胸を撫で下ろしているだろう。走りの安定度としてはいいのだが、条件がそろわない限りGIを勝ち切るところまでは難しいのではないかと思ってしまうが。
3着 レシステンシア(◎)
敗因は本馬の掲示板でも話題に上がっているように、スローペースにしたことによるスピード不足による負け。
前半は35.1秒、後半は34.0秒のペース、残り2F目の下りでは10.9秒を出しているが、1、2着馬はそれより速いタイムで走っている。ラスト3Fの中で10秒台が出るスピードの絶対値を問われるレースではダイワメジャー産駒ではかなわないということか。
北村騎手が意識してトライアルでこの馬のスピードを試すというのであればわからなくもないが、
本当にそれを意識していたのか?レース後のコメントを聞く限り、そうでない可能性が高い。
以下コメント
「休み明けの方が、ゲート裏でピリついていた。最後は加速しているけど、もうひと押しが利かなかった。トライアルで自分のレースはできたし、次はさらに良くなると思う」と言っているだけでそこには触れられなかった。特に問題なのは「自分のレースはできた」と言ってしまっている点だ。本当にそう思っているのなら、この先はこの馬は買えない。土曜日のTVでの競馬中継では自身本を読んでいるなどと言っていたが、本など読んでいる場合ではない。騎手の腕を磨いてトップジョッキーの中に加わりたいのであれば、馬やレースのこと、GIを勝つためにはどうすべきかをもっと考えた方がいい。多分馬券を買う人たちの方が勉強しているよw
いずれにしても、桜花賞でどう乗るかでわかるだろう。
(桜花賞では本命にはしないつもり)
ウーマンズハート(◯)
結論から言うとこれが実力。特に阪神コース適性は高くないこともわかった。道中はスムーズに走っていたが、最後の直線でも伸び切れていない。ここで負けているようでは、3歳牝馬クラシックは厳しいと見る。
全体観からすると阪神JFの1〜3着馬の順位が入れ替わっただけで、上位勢力を脅かす新興勢力は現れなかったということ。チューリップ賞以外の勢力としてはサンクテュエール、デアリングハート、リアアメリア、また来週のフィリーズレビューの上位馬といったところか。レシステンシアが負けたことで例年になく混戦ムードが漂い始めそうだが、個人的にはデアリングハート+松山騎手のコンビに期待したい。