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2020/03/22 17:21
【回顧と総括】スプリングS GII
アオイクレアトールが先頭をきって、2番手にシルバーエースが付ける展開。
展開としてはスローペースで、レースの上がり3Fが34.3秒と完全にスピード競馬となった。
馬券はガロアクリークの調教が非常に良かったので、ヴェルトライゼンデとの馬連だけは
おさえておいたことから的中。大きなロスは免れた。
1着 ガロアクリーク(△)
1コーナー過ぎでヴェルトライゼンデが内から押し上げてきて、その後は自然とマークする形となる文句ない位置どり。
4コーナー過ぎてから追い上げて、最後の直線では追い風を生かして33.8秒のメンバートップの上がりで楽々ヴェルドライゼンデを差し切った。
芝自体はそれなりに早いコンディションでもあり、さらに追い風が加わることで同馬のポテンシャルが最大限に引き出される形となった。
調教では絶好の動きをしていただけに、そのパフォーマンスを見せてくれたことになった。
若葉Sを勝利したアドマイヤビルゴに加え、クラシック戦線で新たに注目すべき一頭が現れた。
ヒューイットソン騎手は来日して1ヶ月も経たないうちに重賞を制覇。今回はテン乗りだったが、完璧な騎乗といっても良い。
いい馬には乗らしてもらっているものの、やはり海外での経験をした騎手は一味違う。
日本人騎手もこれから海外に出て行くべき。日本にいれば井の中の蛙になるだけ。
2着 ヴェルトライゼンデ(◯)
負けた要因は二つだと思う。
・やや出遅れ気味でスタートのリカバリーのために、道中早め早めの競馬になってしまったこと
・ドリームジャーニー産駒であることによるスピード能力不足
本番では全く違うペースになるため、今回の結果がそのまま本番の結果につながるということこともないとは思うが、黄色信号点灯というところか。陣営がどう立て直すのか。
特に二点目は予想の欄でも懸念していた点で、クラシックレースでは今回のようなスローペースはないと思うが、スピード不足は大きなマイナスである。
3着 サクセッション(▲)
高い中山コース適性の結果で3着となった。ただし、予想欄でも書いたように圧倒的なスピード能力があるわけでもなく、大物感がないのは今回のレースからもそうである。
シルバーエース(◎)
コース適性とスピード能力が思った以上に低かったのは残念だった。
強風は不利になることは分かってはいたが、最後の直線では見せ場もなく、また同様に先行したアオイクレアトールにも負ける結果となった。
ワールドエース産駒では重賞の壁があるのか。
いずれにしても今回の結果を反省して次回に生かす。
■総括
同レースは皐月賞のトライアルレースだが、上がり3F勝負のスローペースだったのであまり本番に参考となるレースにはならないだろう。
ただし、ガロアクリークやヴェルトライゼンデのスピード能力やコース適性を確認できたことには価値がある。
このレースとは違うが、土曜日に行われた若葉Sを勝利したアドマイヤビルゴは、高額の購入金額で話題になったが、能力は間違いなくクラシック級だ。ここに来て役者がそろってきたということになる。来週の毎日杯でほぼ面子が見えてくるだろう。いずれにしても今からクラシックレースが楽しみだ。