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2020/04/26 19:05
回顧 / ’20.4.26 フローラS GII
馬場:良、高速馬場
展開:ハイペース
気象:南南西の風が強く吹き付けてダートの砂埃もあり(直線やや向かい風)
予想通りシャンドフルールが逃げる展開で、前半は追い風を受けながらも58.6秒のハイペース。直線では先行していたウインマリリンがL2で先頭に立ち、そのままゴール。
馬券は最も厚めに買っていたフアナの複勝が的中。
1着 ウインマリリン(ー)
内枠をうまくいかして自分の競馬に徹した。先行するシャンドフルールを3馬身ほど前に見ながらの競馬で、直線では差し馬にとっては向かい風が味方してL2で先頭に立ちそのままゴールイン
スピードというよりも持続力の高さを生かして得た勝利。
2着 ホウオウピースフル(△)
ウインマリリンの半馬身差で終始追走し、直線はレッドルレーヴとスカイグルーヴの間がポッカリ開いてそこから一気にスパート。勝馬を差すまではできなかったが向かい風の中ジリジリと詰め寄った。
3着 フアナ(◎)
16枠と東京2000mでは不利な外枠も、1コーナーではヒューイットソン騎手が空いたインに切り込む好判断でコースロスを最小限に押さえた。それからは追い風も手伝って11秒台のラップを刻む。
L4からL3で一気に先頭に詰め寄り、直線では進路がなかったがショウナンハレルヤとスカイグルーヴの間をこじ開けてホウオウピースフルと共に勝ち馬に詰め寄ったが、そのままゴールイン。外枠、向かい風といった不利を跳ねのけ、ヒューイットソン騎手の好騎乗もあり、最も強い競馬で3着でゴールインとなった。オークスへの切符は逃したが、馬体の成長とクラスアップをうまくバランスをとりながら、秋の大舞台で活躍することを期待したい。
総括
強風が吹き荒れる中のタフなコンディションでの競馬となった。11秒台のラップを刻む高い持続力が問われる競馬となり、そこまでタフない競馬をしたことがないスカイグルーヴやレッドルレーヴなどの人気の有力馬が馬群に沈んだ。追い風の恩恵を受けたウインマリリンが勝利したが、不利な条件の中、最も強い競馬をしたのはフアナではないか。強風下なので走破タイムからレースレベルは判断しにくいが、過去10年のレースでも最も速いタイムとなっており、3歳牝馬としてはそれなりに高いレベルであると思われる。オークスでは勝利したウインマリリンやホウオウピースフルがどのような競馬をするか見ものであるが、優先出走権を得た2頭のうち一頭は3着以内に入りそうな予感がする。