8.22 振り返り

◎ 札幌記念 GII ハズレ
小雨が降る中、トーラスジェミニが想定通り先頭に立って全体的にはミドルペースで流れる展開。二番手にソダシで、ラヴズオンリーユーも絶妙の中団に位置して前目の競馬。向正面で岩田騎手騎乗のブラストワンピースが捲り気味に展開してソダシには厳しい流れになるも直線でもしっかりした末脚でラヴズオンリーユーの急追を凌いでゴールイン。全体時計は馬場差を考慮して、GII標準並みの時計でレベルはこのクラスとしては標準タイム。

勝ったソダシは持続力が生きるラップタイムを生かして粘り込んだ勝ちパターンの競馬。全体時計は標準だが、最も強い競馬をした。ラヴズオンリーユーは高速馬場ではなかっただけに本来のパフォーマンスを発揮できなかったが、良く2着に入った。3着も昨年2着のペルシアンナイト。３頭ともGI馬。高い持続力が求められるだけに強い馬が上位に来たとういことか。その中でマイネルウィルトスは4着に来たので、今後重賞でも十分活躍できる能力を証明した。ウインキートスはやはりなぜ走らなかったのかは確実にはわからないが、スタミナはあるが持続力は低く、スローペース向きなのかもしれない。サトノセシルにとってはGI馬の厳しいプレッシャーと流れによるものか。ユーキャンスマイルは少し前目の競馬を意識したが、ブラストワンピースほどの大胆な乗り方しないと後ろからでは厳しい。

ソダシは実力（脅威的な持続力）もあるのも確かなのだが、それ以上に陣営のレースの選び方、レース展開も含めて全て恵まれていて強運を持っている感じがする。秋華賞も今年は得意の阪神、それも直線が短い内回り。この馬には逆らわない方が良いのかも。

来週はキーンランドカップと新潟二歳ステークスで夏も終わりという感じがする。来週は重賞よりも平場の方を勝負レースとするかもしれない。