振り返り 9.26

◎ 神戸新聞杯 GII ハズれ
天気予報以上に降る雨の影響でレース時点では馬場が不良馬場となった。不良馬場となった時点で朝購入した、良馬場前提で予想した馬券が外れる確率が高まった。レースはテイエムタツマキが先頭に立つ展開で、比較的スローな展開で最後の直線。横いっぱいに広がった中からステラヴェローチェが抜け出してゴール。

本命のステラヴェローチェは、重い洋芝で活躍する欧州の血を引くバゴ産駒であり、道悪は全く苦にしないのだろう。一方、アルアインの全弟であるシャフリヤールは血統的に見ても道悪が良いとも思わない。今回の敗戦は、馬場の影響が大いにある。今回のレースの結果自体は、道悪という点でも菊花賞（良馬場での開催ならば）にほとんど直結する内容ではないと考えている。


◎ オールカマー GII 的中 三連単・複
外枠のロザムールが馬群の先頭となる形でレースが進んだ。やや行きたがる素振りを見せながらレイパパレがロザムールに追従する。ミドルペースで進み、動きは残り5Fから始まる。後方二番手にいたグローリーヴェイズが3コーナーで一気に捲って４コーナでは先頭に並びかける。直線では楽な手応えと思われたレイパパレが一旦先頭に立つも、中山の急坂でバテて、ウインマリリンなど上位三頭にかわされたところでゴールとなった。レースタイムはGII標準タイムと推測する。

本命のグローリーヴェイズだが、いつもよりもスタート後の行き脚が遅くこの時点で的中は半ば諦めていたが、デムーロ騎手が乗りながら決めたと思うが、残り5Fから一気にスパートをかけてきた。確かにこれしかないと思ったが、普通の馬ならバテるところ、さすがにGI馬である。レイパパレを差し替えして3着に粘り強く走り切った姿には感動すら覚えた。ラップ分析をしたが、目測で3コーナーでは1ハロン11秒台前半を連発している。同日の1勝クラスではあるがスローペースだったマイル戦でもこのタイムを連発するのは難しいが、それを2200mでやっているので、これがGI馬の凄さだ（鬼滅の刃風には柱みたいなものか笑）。馬券圏内に残れたポイントはその高い心肺能力に加え、4コーナーまでに捲り切ったのも大きい。４コーナーは急なカーブなのでそこで大外であれば距離ロスが大きい。ちなみにデムーロ騎手の大胆な捲りは2018年大阪杯のスワーヴリチャードの経験からくるものだろう。以上から今回のレースで最も強い競馬をしたのは自信を持ってグローリーヴェイズと言える。

対抗のウインキートスは、馬場適性との相性で対抗とした。これはある一つの疑問を説いたことから印を打つことができた。その疑問とは”なぜこの馬が苦手な東京コースで開催された目黒記念であそこまで強い競馬ができたのか“、これまでずっと考えていたがなかなか答えが出なかった。今週その答えがわかった（つもり）ので対抗の印をつけることができた。まあそれが正解かどうかは誰にもわからないが、自分の中で納得できればそれでいいのである。

単穴のレイパパレは、コース適性上のリスクもあって印を落としたが、1コーナー付近でのかかりがなければ3着もしくは2着はあったかもしれないが、大阪杯でコントレイル、グランアレグリアを圧倒したGI馬の強さは微塵もなかった。

馬券は本当に久しぶりにスッキリした的中となった。日記の買い目以外に本命、対抗のワイドを厚く持っていたので久しぶりの大勝である。ただ平場の条件戦では的中率が高くないため、今ひとつであるが、ここ最近の流れを変える意味では最高の結果だった。

来週は秋のGI初戦スプリンターズSである。例年よりもスプリンター層のレベルが上がっているようにも思え、スプリント王者であるダノンスマッシュもうかうかできないだろう。また今週にかけて台風16号 が近づく予報となっているので、関東地方に直撃しないことを祈る。