振り返り 10.3

◎ スプリンターズS GI ハズレ
前日の夜に強い雨が降り、今日は稍重からスタートしたが、メインレースの頃には良馬場となった。馬場は内側がやや傷んではいるが、昨年よりも芝は早い状態。

モズスーパーフレアが逃げる展開だが、前半3Fは33.3秒とそれほど早く無く、ラスト1Fは11.4秒で先行有利な展開であり、後ろからでは流石に届かない流れ。好位につけたピクシーナイトが2着に2馬身差の圧勝。走破タイムは馬場を考慮すると、GIでもなかなか出ない非常に秀逸なタイム。

本命のピクシーナイトはスプリント戦で2着に2馬身差を付ける圧勝となった。血統的にも減点が少ないと日記に書いた通りで、今の中山は特殊な馬場で適性がマッチしなければこれだけのタイムは叩き出せないと思う。おそらく、今の中山はピクシーナイトのベストコースと思う。

対抗のレシステンシアは瞬発力が劣るため、もっと早いペースの前傾ラップ（粘りこむ競馬）が良いと思うが、ルメール騎手は他のスピードがある馬と同じように乗ってしまった感じがある。ただ理想的な競馬をしたとしても1着は無理だったと思うが。

単穴のメイケイエールは、コース適性は血統面からは高いと思っていたので、2着・3着を期待していたのだが、スタートが全て。それでもダノンスマッシュを差して、4着まで来ることができたのは能力が高い証拠。この馬は今は6Fがベストかもしれない。

問題は穴馬のタイセイビジョンだ。あの最後方からの競馬では話にならない。スタートで不利を被ったことによるものだが、それでもスタート後に行き脚をつけるくらいの乗り方はしてほしかった。馬もそうだが騎手もGI98連敗らしいので、持っていない。今回ばかりはノーカウントだろう。能力は高いので、いつか馬券圏内に来ることがあるだろう。

馬券的には三連系と穴馬へのワイドを中心としたため的中とはならなかったが、シヴァージを除けば悪くない予想だった。それにしても本命の単複は押さえておくべきだった。シヴァージはいつもよりも好スタートだったので、こればかりは予測不能だ。血統的にもあまり中山適性が高くないと踏んでいただけにこの点は分析が必要。

ダノンスマッシュが馬券圏外に飛んだが苦手な馬場だったと思う。ただ中京は他に強い馬がいるので、今後GIで勝つのは難しいと思う。

それにしても、スプリンターのレベルが上がったと感じる。ピクシーナイトが圧勝したからといって、高松宮記念で勝てるとも限らない。良馬場であれば今回負けた適性の高い馬が上位にくることになると思う。馬場・コース適性を読めるかどうかが的中への近道。

今日は凱旋門賞。まだ今日の競馬は終わっていない。道悪であれば、クロノジェネシスに期待したい。

来週は毎日王冠と京都大賞典。京都大賞典はメンバーを見る限りでは荒れそうな予感。