凱旋門賞と日本馬

先週末、凱旋門賞を見たが、クロノジェネシスならば上位に来ると期待していたが、全く歯が立たなかった。凱旋門賞出走馬の血統を見ると、何代も積み重ねてきた欧州の重厚な血統がわかる。雨で湿った緩い馬場をこなすパワーと、前半の10mの坂を駆け上がるスタミナと、500mの長い直線で息が切れない持続力が豊富な血統構成に見える。これを見ると道悪の場合は、軽い芝で走るように生産された日本馬が上位に来ることはほぼ無いだろうと思った。逆にこの凱旋門賞血統が日本の競馬で活躍することもないだろうとも思った。せめて良馬場であれば、ディープボンドもフォワ賞で勝利したようにチャンスはあるかもしれない。凱旋門賞は道悪のイメージがあるが、9月・10月はフランスは晴れの日もそれなりにはあるので、いつかはチャンスがあると思う。日本競馬界の悲願である凱旋門賞制覇へ向けての挑戦は、個人的にも是非続けて欲しい。