’22.2.12&13 レース回顧

◎ クイーンC 的中
スタートでプレサージュリフトがやや出遅れた（ラジオNikkeiの実況では一斉に綺麗なスタートと言っていたが後から映像を見て、どこがやねんと突っ込みたくなった）スマイルアップが先頭を奪って全体的にはスローな流れ。ラスト1F 11.6と速いラップを最後はプレサージュリフトが外からかわしたところがゴール。

本命のプレサージュリフトは出遅れながらもスローペースをしっかり差し切ったが物足りない。この内容では自分の中では牝馬クラシック本命にはならない。ナミュールの方が切れ味は鋭い。ただ、ハービンジャー産駒が活躍するのは嬉しいかぎり。牡馬ではないのが残念だが。対抗のスターズオンアースはしっかりと2着に入り、重賞2戦連続2着と勝ちきれないが安定した強さはある。ベルクレスタも内の狭いところをよく伸びてきた。上位３頭のパフォーマンスが今回のメンバーではぬけていたということだが、レース内容含めてレベル的には物足りない。

◎ 京都記念 ハズレ
アフリカンゴールドが逃げる展開で、ユーバーレーベンも先行して好位につけていたが、最後はアフリカンゴールドが逃げ切り、内からタガノディアマンテが差してくるという、GIIではなく、ハンデ戦のGIIIではないかという目を疑いたくなるような結果。

本命のラーゴムは惨敗。この馬は気性面の難しさと隣り合わせだが、今日は比較的落ち着いているように見えたので、高速馬場が合わなかったか。ゲート入りを一瞬嫌がったのは気になったが。ただいつか穴を開けるような気がするので楽しみにとっておく。

対抗のユーバーレーベンは、あの位置からであれば、ほぼ馬券圏内確実かとも思ったが伸びなかった。陣営が好調といっているように、調子は決して悪いわけではないように思う。敗因として考えられるのは一つあるが、今時点は伏せておく。

単穴のレッドジェネシスは最下位の13着。馬の問題よりも厩舎の問題ではないか。友道厩舎の最近の主な出走馬を見ると、ラインベック（白富士S 最下位の14着）、アドマイヤビルゴ（洛陽S 17頭中15着）となっており、出走するそれなりの人気馬がことごとく惨敗。ここまで来ると、厩舎サイドに何らかの問題があるとしか思えない。

◎ 共同通信杯 的中
当日の昼ごろから降り出した雨で馬場は稍重になっており、レース時点でも雨は降り続いていた。その中で行われたレースでは、アサヒが出遅れて、ビーアストニッシドが逃げる展開。前半5Fは61.1秒とそれほど速くないペースで、ラスト1Fまでビーアストニッシドが逃げ粘るが、外からきたダノンベルーガが一気に差して完勝。2着はジオグリフ。

自信の本命のダノンベルーガが完勝した。この馬の良さは気性の良さで、経験浅い二戦目の重賞のパドックでも落ち着いており、またレースでも掛からず気性面では心配するところが全くない。道悪を少し心配したが、それも難なくこなしたのは色々な意味で参考になった。レースのタイム、ラップからしてもそれほど厳しいレースではないので、楽勝だったに違いない。上がり3F推定 11.2-10.9-11.6でこの馬場で10.9のラップは速く、映像見てもビーアストニッシドと差を詰めているのはベルーガのみ。クラシックが楽しみになった。自分の中では、今の牡馬クラシック候補馬中、イクイノックスを抜いて一番手の評価とする。気が早いが、ここにきてハーツクライの血を後世まで繋げる後継種牡馬がやっと出てきたかもしれないという期待感はある。

対抗のアサヒは出遅れまではまだ許容範囲内だが、2F目で先行集団との馬身差がつきすぎて、はっきり言ってこの時点で終了。気性面なのか騎手の指示によるものなのかよくわからないが、少なからず騎手の責任はあると思う。最後は伸びてきているだけに適性はあったと思うが、このスローの展開であの位置では到底無理。

三番手評価のジオグリフはパドックでもちゃかついていて子供らしさを見せるが、レースではスタートも良く、最初やや行きたがある素振りを見せたくらいで、全体的にはしっかり折り合っており、レースぶりにも成長が見られた。ドレフォン産駒、道悪が同馬に有利に作用するとみてベット金額を増額したのが功を奏した。

馬券は大的中。自信の勝負レースということもあり、収支は大幅なプラスとなった。今日は4レース中2レース（東京9R/11R）が的中する好調ぶり（俺プロは勝負しすぎたが）。要因は、血統因子から推定するレース適性度が、特に東京コースでは比較的確度が高いということに自信を持ったことが結果につながっている。

来週はGIのフェブラリーS。ソダシが再び出走してくるようなので、この評価をどうするか？もちろん買うかどうかは既に決めている。