’22.3.12/13 レース回顧 &

◎ 中山牝馬S GIII
ロザムールが先手を奪って後半ハイペースの展開となった。後続の馬には厳しい流れだが、中団の好位に構えていたミスニューヨークが最内から抜け出して勝つと思ったが、それも坂上まででアブレイズが中から、外からクリノプレミアムが一気に差してきてブービー人気のクリノプレミアムが勝利した。

本命のミスニューヨークは3着に入ったが、前走のレースぶりからすると1着でゴールすると思っていただけに残念。クリノプレミアムは前走の京都牝馬Sで対抗にしていた馬だけにここで印を付けられていないのがまだ未熟な証拠。中山は本当に攻略するのが難解だ。少なくとも開幕週の馬場と今週の馬場は明らかに異なっておりこの微妙だが、大きな変化をしっかりと捉えなければ馬券は的中できないだろう。今回は血統分析まではできていなかったので、来週の中山で開催されるスプリングSではしっかりやり切るつもり。

馬券は複勝のみ的中だが、的中したおかげでレースの収支はほぼプラスマイナス0となった。馬券券種を上手く使いこなせれば、年間収支の向上が期待できるはずだ。

◎ 金鯱賞 GII
控えると思っていたジャックドールが逃げて、3F目以降が11秒台が連続する相当タフなラップ。先行馬にとっても後方から行く馬にとっても厳しいレースとなった。ジャックドールは人気に応え、影を踏ませないまま1分57秒2のレコードで2着のレイパパレに2.5馬身差をつけてゴール。自らのペースで大阪杯の切符を掴んだ。

自信の本命のレイパパレは、適性予想通り良馬場の中京で好走してくれたが、怪物ジャックドールには敵わなかった。それにしても今回はペースも早かったこともあり、折り合いを欠くこともなくこの馬の最大限の力を出し切ったと思う。レースタイムはレコードで、ラップを見るとGIレース並みのラップ。1F、3F、ラスト1Fのみ12秒台であとは11秒台を刻んでおり、高い心肺機能が試されるレースで、ジャックドールを除く上位2頭はGIで発揮した高い心肺機能が発揮されたということ。一方、ジャックドールは良馬場であれば、大阪杯での活躍が高い確率で期待できるに違いない。

今週の勝負レースで、複勝・馬連が的中した。勝負レースということもあり、的中したことで今週の収支はプラスとなった。今週は難解なレースが多かっただけに、収支がプラスとなっただけでも嬉しい限り。昨年の自分であればマイナス収支だったのは間違いない。

◎ フィリーズレビュー GII
コンクパールが先頭に躍り出て前半3F33.5秒のハイペース。後方に待機していたサブライムアンセムが直線で馬群を割ってナムラクレアの追撃を振り切って桜花賞の優先出走権を獲得した。

本命のウィリンは距離適性なのか直線待たずして早々に後退で最下位。全くレースになっていない。阪神はなかなか適性を見極めるのが難しい結果となった。ただ今回は血統分析については、時間の都合（金鯱賞に全力を注いでいた）で全くしていないないので、阪神コースのプロファイル予想は今後の課題だ。それにしても馬場差を考慮しても1.19.9の走破時計は非常に優秀だ。展開面もそこまで楽ではない。フィリーズレビューの馬は桜花賞本番ではあまり馬券に絡まないが、サブライムアンセムは本番でも外せない一頭になったかもしれない。

古馬牝馬の重賞レースは出走馬の実力が拮抗しており、コース適性・馬場適性の読みが重要となる。ただ中山1800mは展開や位置どりにも大きく左右されるので、避ける方が無難なのかもしれない。また、自分の血統分析は精度を確保するために時間をかけて行うので、平場どころか重賞レースですら複数あると全てはカバーできない。今回のように勝負レースを絞る方がトータルとしては良さそうだ。
来週は3日で4重賞。ファルコンS、スプリングS、フラワーC、阪神大賞典。勝負レースはおそらくスプリングSになるだろう。ただ土曜日は雨予報なので道悪の場合は、スキップする可能性もある。

それにしても今は世界が不安定になっているので、早く落ち着いて皆が平穏に暮らせる日常になることを願うばかり。競馬が毎週できるだけでも幸せと思わなければならない。