心のさみしい輩へ

月曜日の午前中から
14時間以上も鳴いてる猫がいた

シーズン(ヒート)の鳴き声じゃない

今まで これだけ長く鳴き続けた猫も記憶にない


鳴き声は深夜まで続いたが 聞いてるコチラは苦ではなかった



火曜日の午前中

また鳴き声がした

昨日のそれとは違う 明らかに仔猫の声

それも かなり小さい猫だと思った


そういうことか…
そうでもなければ あそこまで呼び続ける筈もないワケで…


月曜日は母猫が子供を呼んでいたんだ

はぐれてしまった子供を呼んでいたんだ


猫の行動範囲か…


話は逸れるが

自分は猫の繁殖をしていたことがある

呼吸困難になるほどのアレルギーになった…それもキャットショーの会場で…最年少ブリーダーだった自分

その道(ブリーダー)を続けることが出来なくなった

当時の抗アレルギー薬は
今とは雲泥の差があった

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母猫は戻ってきた

下手に手出しは出来ない


この母猫は見たことがある

かなり慎重で生き抜く術を心得ている



子供に 「ついてこい」と言わんばかりに鳴いてみたり

あの手この手で 何とか連れていこうとしていた

仔猫は出てこない

この仔猫
見た目より だいぶ小さい

一晩 離れていただけでも体力の消耗は激しい

明らかに離乳前だ





母猫は 一時間ほどで立ち去った

他の子供たちもいる
仕方がないことだ


自分には決めていることがある


「餌をやらない」


無責任な行動になるからだ


飼ってあげられないのであれば

餌はやらない

去勢・避妊手術にお金を出したほうがましだ




でも
この母猫の執念

特にこの母猫


一時的だが仔猫に飲み食わせすると決めた


「長丁場になろうとも迎えに来るだろう」と この母猫にかけてみた

母猫が戻らなければ全責任を負うつもりで