1月26日 農業＆昆虫日記

今日は、雨の予報…でしたが、午前中は曇り空で、午後からは晴れました。

今日も、午前中は仕事をして、午後からは実家に向かいます。

今日は、特にやる事もないので、適当に収穫したら、あとは虫の世話をします。


先ずは、大根、カブ、白菜…を収穫し、その後は虫の産卵木作り…をしました。

産卵木…というのは、ｵｵｸﾜｶﾞﾀや ﾋﾗﾀｸﾜｶﾞﾀ は、クヌギやコナラ の木に産卵するので、産卵に適した木を作る … という事です。


専門のお店に行けば、産卵木…として販売されているのですが、案外高いので、自分で作れるのだから、私は作る様にしています。


先ずは、山に行って、適当な太さの枝(人間のフトモモ位の太さ)…を拾って来ます。

その際、折れた枝が風雪による劣化…が見られる枝にします。(ナマ木に近い物はパスします。劣化の激し過ぎる物は、クワガタは産卵しないのですが、カブトムシは産卵するので、カブトムシ用には良いです。)


次に、適当な長さに切ります。(産卵用容器に入る大きさ)


切った木を ごみ袋に並べて入れます。


次に、使用後の菌糸瓶の残骸(中で幼虫が食い荒らし、劣化したので、新しい菌糸瓶に幼虫を移した…あとの、使用後の菌糸瓶の事です)を 先程の木に振り掛けたり、菌糸の塊を 切った木の断面に刷り込みます。


そして、最後に 水を入れて、ヒタヒタにしておきます。それを、袋ごと段ボール箱に入れて 完成です。



クワガタは、キノコの菌糸のはった 木に、産卵する傾向が 高いので、拾って来た 木に、キノコの菌を付ける為に、使用済みの菌糸瓶を 再利用しています。


因みに、お店で売られている 産卵木 とは、椎茸の栽培に使用した ボタ木です。

椎茸は、今は普通にスーパーで販売されている物は、大抵は 天然木栽培による物では無く、菌糸瓶に椎茸の菌駒(今はコルク栓を細くした様な形ですが、昔は将棋の駒の様な形をしていたので、この名で呼ばれています)を植えて作っています。

天然木栽培の方が、形も大きく美味しい椎茸が出来るそうですが、椎茸が取れる迄に時間がかかってしまいます。

菌糸瓶なら、数ヶ月で収穫出来ますが、天然栽培なら、最初に収穫出来る迄に、2年かかります。

そこから、3年目、4年目と収穫して、5年目にぐっと収穫量が減るので、頃合いをみて廃棄します。
つまり、5年目になると、木の栄養分を食い尽くしてしまうのです。

クワガタの産卵に適しているのは、まだキノコの生える4年目位の木です。(木に栄養分が残り、十分に菌糸が巻いた状態)


しかしながら、まだ収穫出来る木を 椎茸農家が 譲ってくれる筈が有りません。譲ってくれる場合も、それなりの対価を支払って買い取って来るので、お店で買う産卵木は、そこそこの値段がするのです。



その後、劣化した菌糸瓶の交換をしました。3本の菌糸瓶です。産地未特定のｵｵｸﾜｶﾞﾀです。

大きさから、２匹は オス、１匹はメス… だと思います。