幼虫の判別

カブトムシ、クワガタ、コガネムシ の幼虫は、どれも似てる…ちゃあ、似ています。


大雑把ですが、その見分け方を紹介しておきます。


先ず、カブトムシですが、基本的には よく朽ちた木の枝(太め)や、よく朽ちた木の根に 産卵されています。

しかし、木材加工所のおが屑置場 なんかに産卵されている場合も有りますし、たくさんの畳が不法投棄されていたりしたら、それが風雨で腐ったりしていたらそこに産卵されていたり、堆肥の中に産卵されていたりもします。

３令幼虫になると、(卵→初令→２令→３令) 太さは15mm、長さは80mm 位になり、丸まっています。
顔の大きさは、胴体の太さに近く、10mm位です。
お尻の穴はﾏｲﾅｽﾈｼﾞの様に横割れです。



コガネムシ

基本的には、何処にでも見かけます。植木鉢の土の中や、畑の土の中、腐った木、堆肥の中など。

３令幼虫でも、体長は３〜４cm 、太さも５〜７mmです。
顔は胴体の太さより小さく３〜４mmです。顔の形は、カブトムシに似ていますが、胴体に比べて小さいです。

体は、丸まっている事も有りますが、よく伸びている事が多いです。
お尻の穴が、カブトムシと同じで、横割れです。


クワガタムシ

これは、種類によって大きさや形はマチマチです。産卵場所も、種類によりマチマチです。

お尻の穴は 縦割れです。
頭の大きさは、胴体の太さに近いです。


ｺｸﾜ や ｵｵｸﾜ ﾋﾗﾀ は、木の枝(太い)や枯れた木に産卵しますが、ｺｸﾜ の方が、割りと朽ちきった木にも産卵します。
ｵｵｸﾜ ﾋﾗﾀ は、朽ちきらない木に産卵する感じです。

ﾉｺｷﾞﾘは、マットに産卵します。腐葉土や朽ちきった木にも産卵します。

ﾐﾔﾏは、枯れた木の根に産卵します。


ｺｸﾜとｵｵｸﾜの幼虫は とても似ています。３令になると、大きさが違いますから解りやすいのですが、小さい時は 見分けがつき難いです。

ﾉｺｷﾞﾘの幼虫は、やたらとﾋｮﾛ長い感じです。

ﾐﾔﾏは、伐採された木の根にいますから、余り捕まえる機会にが無いから、よく解りませんが、幼虫の口元のキバが他の幼虫より太めです。

ﾋﾗﾀは、ｵｵｸﾜと同じ様に、幼虫も大型化します。

しかし、頭の色が 違います。ｵｵｸﾜは光沢有る綺麗なｵﾚﾝｼﾞ、ﾋﾗﾀはくすんだ茶色です。


他にも、ｽｼﾞｸﾜ、ﾋﾒｵｵｸﾜ、ｱｶｱｼ …等々、色々な 種類はいますが、捕まえた事が無いからよく解りません。m(__)m