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2020/02/26 21:24
マリーとマイネルベレーロのこと。
高知1Rでマリーがデビュー10戦目の初勝利をあげました。
1倍の1番人気に応えて、着差8馬身の圧勝でした。
前に書いたように、マリーは未勝利戦を勝てずに障害へ転向。初障害は調教不足のまま出走して結果ふるわず、2戦目は雪の中山のレースを最下位ながら完走し、その後抹消となりました。
その経緯を見てきたので、思い入れが一層あるのだと思います。
また、マリーはクラブ所有馬だったので、会員さんからも愛されていたと思います。解散後もマリーを見守ってくれている方もきっといると思います。
悲しい事故が起きたあの雪のレースは、完走した馬たちの心にも大きなダメージを与えたと思います。
マリーを含む4頭が直後に抹消となりましたが、
マイネルベレーロも抹消となり、明日の競売に出されることをさきほど知りました。
マイネルベレーロは22日の障害2戦目で競争中止。
JRAの発表では「前進気勢を欠いたため再調教審査」とされていました。
昨日パトロールビデオを見たところ、向こう正面の2つめ6号障害手前で減速していました。
もう無理だというSOSをきちんと出した。
そして、山本騎手はそれを見逃さずに、競走を中止してくれたのだと思います。
その翌日、6号障害と7号障害で事故が起き、2つの尊い命が亡くなりました。
日曜日の事故は馬ではなく、物理的要素が原因だと私は思っていますが、
マイケルベレーロのように、ギリギリに追い込まれた馬たちは必ずどこかでサインを出していたはずだと確信しました。
騎手を責めるわけではありません。騎手だって命をかけて走ってくれている。馬を信頼してくれているはず。気がづかないこともあるでしょう。
でも・・・気づいてあげてほしい。救ってあげて欲しいです。
悲しい事故ばかりが続き、気持ちが折れそうになっている中でしたので、山本騎手の競争中止の判断は真っ暗闇の中で見えたかすかな光のように、改善への希望を持たせてくれた出来事でした。
マリーのように、また地方で応援できたら本当に嬉しい。
でも、もしそうでなくても、新しい馬主さんの元で良い馬生を送ってもらいたいです。
マイネルベレーロ号、中央での競走馬生活、本当にお疲れ様でした。
救われた命に、どうか、どうか良いご縁がありますことをお祈りいたします。