192件のひとこと日記があります。
2021/05/28 09:13
アズマタックン お疲れ様でした
京都HJと言えば、ほとんどの人が、ラストランとなった三津谷騎手がマーニで重賞初勝利をあげたことを思い浮かべると思います。
でも、この大きな感動が沸き上がっている最中で、怪我を発症しながらも、最後方で完走した馬がいることも知ってもらいたい。
障害の大ベテラン、アズマタックン。この後、タックンは予後不良となりました。
タックンがもし競走中止していたら、三津谷騎手の勝利を祝いつつも、それでもやはり全頭完走が叶わなかったことで、人々の心には悲しみが幾分残ったかもしれない。
そんなことをタックンが気にしていたはずもないけれど、でももしかしたら?と私は考えてしまいます。
それほどタックンは障害レースでの存在が大きかったと思っています。
タックンを現地で初めて見たのは、昨年12月のイルミネーションJSでした。
パドックでは少しガレ気味と言われていましたが、脚が長くて、人間だったら絶対にモデル体型だわ、と思って見惚れてしまいました。
この時録画したパドック周回を見ると本当に切ない気持ちで一杯になります。
イルミネーションJSは全頭無事完走でしたが、3頭が今はもうお空に行ってしまいました。
勝ち馬となったエンシュラウドは翌年1/9の新春JSで競走を中止しました。
水濠障害でトモを落としましたが、その後の障害も飛んでいたのですが、骨折を発症してしまいました。
また、4着と大健闘したナリノレーヴドールは、暮れの中山大障害の最終障害で落馬転倒、骨折してしまいました。
この時、大差で最後方を走っていたのがタックンでした。
私はこの時の映像を見て、レーヴドールはもちろんゴールまで走ることを覚えていたと思うけど、ひどく骨折した脚で痛かっただろうに、それでもゴールを目指したのは、前を走るタックンが見えたからではないかな、と思っています。
「待って、僕も走る、ゴールまで行きたい」と、そんな風に感じました。
きっと今頃、「タックンさんも来たんですか!長い間、ずいぶん頑張りましたよね」と労ってくれているのかな?
そう思うと、少しだけ悲しみも和らぎます。
本当にお疲れ様でした。ゆっくりと、ゆっくりとお空で過ごしてくださいね。
-
モスコミュールさんがファイト!と言っています。
-
れおさん
KM☆さん、本当ですね。医学の進歩を願ってやみません。。。
-
KM☆さん
悲しいです。
最後まで走り続けてくれたアズマタックン。今は安らかであるよう、そう思うことしかできません。馬が亡くならないようにいつかなってほしいです。頑張ってくれた馬たちには感謝しかないです -
KM☆さんがファイト!と言っています。
-
れおさん
今から俺は!さん、コメントありがとうございます。障害レースの騎手や馬たちはプラスαで技術習得や日々の努力をしているすごい集団ですし、レースも平地レースとは違う能力を発揮できたり、コースによっても得手不得手がでるので、とても魅力的だと思います。なぜみんな気がつかないのだろう???と不思議でなりません。確かに心配ではあるけれど、今は陣営もしっかり準備をしてくれているように感じます。障害レースの試験にパスした馬達は乗馬クラブへの再就職率が高くなる、などの特典が付けばいいのにな...と思ったりします。
-
れおさん
ふれーめんさん、コメントありがとうございます。パドックで他にも素敵なお馬さんがたくさんいる中でも、そこに自然と目がいってしまうような体型でしたよね。結果として予後不良になってしまったけれど、自分の悲しい姿をファンに見せることなく、自分のラストランも「全頭完走」でしめくくったことがタックンさんのプロ意識だと思います。タックンさんを忘れません。
-
れおさん
緑野さん、コメントありがとうございます。アズマタックンさんはとても大切にされていたのだと思います。だから最後の最後まで1度の競走中止もなく完走したのだと...アズマタックンさんを応援できて幸せでした!
-
今から俺は!さん
競馬場で観戦していると、障害飛越で失敗し落馬や怪我をしている人馬に向かって、心無い言葉を浴びせている人たちがいます。
騎手や競走馬達は、好きで落馬してるのではありません。プロなんだから!って言う人がいます。
しかし、プロである以上勝負の世界。勝者と敗者がいます。互いの健闘を称え合うのもプロであり、観戦する私達も勝者も敗者も称えなければならないと思います。
生を受けた時から、競走馬になる宿命を背負い羽ばたいていくサラブレッド。若干15歳で難関の競馬学校に入学し厳しい訓練を突破して晴れて騎手になります。人生をかけてレースという命懸けの戦いに出てる人馬を称賛する気持ちを1人でも多くファンに持って欲しいです。
そして今後、ゼロにはならないかもしれないけれど、人馬ともに少しでも、ほんの少しでも怪我が無くなりますように。 -
今から俺は!さんがファイト!と言っています。
-
ふれーめんさん
このお馬さん、私も非常に印象深い馬でした。
れおさんとお知り合いになることの出来た2年前の8/24新潟1レースの障害戦で、ストロボスコープという馬がいましたね。朝一で残念な光景を目にしたその日のもうひとつの障害戦、新潟JSにアズマタックンがいました。馬券の当たり外れは覚えていないのですが、カッコいい馬体をみてそれからは買い続けていました(←基本、応援馬券派なので)。
先週の抹消馬ニュースをみて非常に残念でしたが、こうしてれおさんが日記にして下さる事で、アズマタックンが競走馬として精一杯生きてきたことが記録に残り、感謝いたします!
共に戦った仲間たちと、これからは空でゆっくり過ごして欲しいですね。