85件のひとこと日記があります。
2019/05/27 23:29
2019年日本ダービーに思ったこと
もう月曜日の夜になってしまったが、日曜日に行われた日本ダービーについてである。
巷間、皐月賞馬サートゥルナーリア、2着馬ヴェロックス、3着馬ダノンキングリーの「3強対決」と言われていたが、私はこの3頭が「3強」であるとは少しも思っていなかった。
つまり、伏兵台頭の余地は十分にあると思っていたし、3頭の間に割って入る馬も出てくるだろうと考え、そんな「一角崩し」の馬の出現を願っていた。
一角崩し…私にとって、それはニシノデイジーでなければならなかった。
母系に、種牡馬としては失敗に終わったセイウンスカイ、繁殖入り後に目立った仔を残せなかったニシノフラワーがいるこの馬は、2歳デビュー後、早くから重賞を2勝して将来に希望の持てる存在であった。
そして、私もそんな背景を持っている彼に思いを寄せていた。
だがさすがに初出走のG1、ホープフルステークスではサートゥルナーリアの3着と苦杯をなめてしまった。
年明け後、弥生賞ではメイショウテンゲンの4着、クラシック第一戦皐月賞では、下から数えたほうが早いくらいの17着。
こんな馬に、ダービーで「3強」の一角に割って入ることなど、無理だ、無謀だ、そう思われても仕方がない。
それでも、私はデイジーの可能性を信じて、ダービーの日を迎えた。
当日のデイジーのオッズは13番人気。
それでも、「頑張れ…頑張れ…良血馬どもを蹴散らかしてこい!」という威勢の良さと、「多分あんな強い連中にはかないっこないよな…」という弱気が、私の胸の内を交錯していた。
結果は、5着。
インを突いて追い込み、ぎりぎり、掲示板に食い込んだ。
1着 ロジャーバローズ。
2着 ダノンキングリー。
3着 ヴェロックス。
4着 サートゥルナーリア。
5着 ニシノデイジー。
ロジャーバローズの勝利に驚きながらも、わがデイジーが5着だったことに、やがてじわじわと喜びの気持ちが湧いてきた。
目標だった、「3強」の間に割って入ることはできなかった。
でもいい。掲示板に載ったのだから、それでいい。
さて、この先、ニシノデイジーはどんな道を進むのだろうか。
菊花賞に出るのだろうか。
でられるなら、ぜひ出て欲しい。
多分サートゥルナーリアやヴェロックスは出てこないだろうから。
ダノンキングリーは、「春二冠で善戦した馬は、最後の一冠を掴む」という経験則から戴冠を狙って出てくるかもしれない。
なればこそ、体に菊花賞馬セイウンスカイの血を隠し持つニシノデイジーに、彼(ら)を迎え撃って欲しい。
まずは、それまで無事に、夏をゆっくりと休養して、無事秋の陣に臨んでほしい。
頑張れ、ニシノデイジー。