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2019/06/21 19:12
2013年宝塚記念
今週は宝塚記念。思い出は数々あれど、私がこのレースを現地で生観戦したのは1回だけである。今回はその思い出を…。
2013年初夏、大好きなゴールドシップを応援するために初めて宝塚記念を生観戦した。
発端は、ネットをきっかけに付き合いの始まった友人に「今年の宝塚、ゴルシが出るんで応援に行きたいんですよね〜」と漏らしたことで、ちょうど彼女も夫婦同伴で宝塚観戦の予定を立てていたところだったので、ならばいっしょに、ということで生観戦が実現したものである。
JR三ノ宮駅で待ち合わせることにして私は新千歳発神戸行きのスカイマーク機で前日午前中には三宮に到着した。
時間があったのであちこち見て回り、夕方に友人夫妻と合流。
軽く食事をしたのち三宮の競馬ファンが集まるバーで、おしゃべりしたりおいしいお酒を飲んだり、翌日のレース検討をしたり。
店を出た後、結構酔ってはいたが、友人夫妻と翌日競馬場での合流を約束して自分のホテルに向かった。
レース当日。
三宮から阪急電車に乗って仁川へ。
競馬場は午前中から混雑していたが、メインレースが近づくにつれ混雑は一層ひどくなった。
人波をかき分け、メインのパドックへ。
ゴールドシップは、二人引きで首をグッと下げて周回していた。
後ろにはジェンティルドンナ。
付かず離れず絶妙な距離感で歩く二人が、なんだか恋人同士のようだった。
他にもフェノーメノ、ナカヤマナイト、シルポートら他の有力馬や脇役個性派たちが顔を揃えていた。
レースは、シルポートが先導する中、珍しくゴールドシップはジェンティルドンナを見るように先行策を取った。
直線、力強く抜け出したゴールドシップが、粘り切りを図るジェンティルドンナを交わし、更に前のダノンバラードも交わして先頭に立ち、そのままゴールイン。
ものすごい歓声だった。
それも近年経験したことがないような。
心から、みんながこの馬を愛しているのだということを改めて感じた。
ゴールドシップ引退後、抜け殻のようになって競馬に今一つ気が乗らない日々だが、彼のような馬が、またあらわれてくれるだろうか。
もしそれが彼の子どもだったら、熱烈に応援したいと思っている。