85件のひとこと日記があります。
2019/07/02 15:58
七夕賞 コーセイ
コーセイ。
G1勝ちこそなかったものの、重賞を4勝もして2億円以上も稼ぎ出した、馬主孝行な馬。
うち2勝は牡馬を向こうに回しての七夕賞と中山記念である。
私が彼女に初めて会ったのは2006年の秋。
既に繁殖の仕事を引退して、浦河の渡辺牧場で功労馬として過ごしていた。
同じ放牧地にいたのがウラカワミユキである。
ミユキはあの「ブロンズコレクター」ナイスネイチャの母。
コーセイとミユキは大の仲良しで、牧場を訪れる度に私の心を和ませてくれた。
2014年にコーセイは空へと旅立った。
そのあと、ミユキがとても寂しがっていたという話を聞くと、ふたりの絆の強さを改めて感じる。
一度見たら忘れられない顔が、なんともかわいかった。
同期の牡馬にメリーナイスやゴールドシチーといった、容姿が派手で美しい名馬が他にもいたのは、偶然だけれどもみんな仲間のようで微笑ましくなる。
メリーナイスが25歳、コーセイが30歳まで長生きしたのは、ゴールドシチーのほかサクラスターオーやマティリアルといった、若くしてこの世を去った同期の馬たちの分まで生きた、ということなのだろうか。
サクラスターオー、メリーナイス、ゴールドシチー、マティリアル、ホクトヘリオス、マイネルダビテ、マックスビューティ、タレンティドガール、そしてコーセイと遅咲きのタマモクロス…。
1984年生まれの馬たちには記録よりも記憶に残る馬が多い。
そしてそれぞれがみんな愛おしい。
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首都羅臼さん
エドリンさん、いいねとコメントありがとうございます。
本当に女の子らしくてかわいかったですよね。
ミユキと比較してもちょっと控えめな感じで(にんじんを前にすると完全にミユキの独壇場でした・笑)、どこにそんな闘志を隠し持っていたのかと拍子抜けしたものです。
栗毛の馬体もキラキラ輝いて、とてもきれいでした。
今でも空の上で一緒に仲良く駆け回っているのかな?
そこにメリーナイスも一緒にいるといいですね。 -
エドリンさん
コーセイ、可愛かったですね。
牡馬を蹴散らして勝った強い女というイメージからほど遠い、優しくて儚げでひな菊のようなお馬でした。
天の国でミユキとまた一緒に草を食んでいるのでしょうか。 -
エドリンさんがいいね!と言っています。