七夕賞全頭エンジニア

レースレベルが弱まった2戦は両方とも完敗に終わった。ただ、この馬の馬体を見ていると夏の競馬で調子が上がってくる馬だなとは思う。昨年はあの早いタイムで決まった、新潟記念4着の経験もあり夏の方が馬体は引き締まっていいレースができる馬なのだろう。今回の1番の強調材料というのは追い切り。津村騎手を背に坂路で終始、外ラチ沿いを回りながら４ハロン５１秒３の好時計をマーク。気合をつけられたラスト１ハロンも１２秒２で力強く伸びた。この追い切りを見る限りだとまあ少し覚醒気味なのかもしれない。エンジニアという馬は調教駆けはする馬だが、冬の中日新聞杯はウッドで4F51.6。ウッドと坂路の差的にもかなりいいタイム。勝った夏のマレーシアカップでも、今回の方がいいタイムということは昨年の夏の状態に戻ったというよりは昨年以上の馬になったといった方がいいかも。近2走の成績には少し僻むところはあるが、白富士ステークスは使い込んだ上に夏、冬、春の前に使ったというところで少し疲れている上での後ろからという極端の競馬になってしまっているからここは敗因である。メイステークスはあまり、参考にはなりにくいと考える。理由はレイエンダが、大敗したのにもかかわらずその後の同じ部隊のエプソムカップ。展開がスローであったと考えれば考えにくい。
以外にも見限れない馬。大穴として考えておきたい。
血統面は父がシーザスターズということは凱旋門賞勝ち馬。しかもイギリスクラシック2冠達成した馬
。兄弟にはガリレオがいる血統で、キングジョージの勝ち馬でもある。父的に母父がデインヒルならかなり良血馬で、ガリレオの兄×デインヒル系であれば素晴らしいヨーロッパ血統だなと思ったが、まさかの奇跡的に母父系デインヒル系。スタミナがよくありすぎて、早いタイムに対応できた新潟記念は何が起きたかわからないが、基本は雨が降って先週のような雨馬場になった方がいいだろう。1番ベストなのは暑いのがいい馬なので、土曜日に雨が降って馬場は悪い天候は良いという気象がいいはず。母母系はフィアーノロマーノと血統背景が似ていて、距離延長右回りとコースが変わるのはバッチリである。調教よし、血統よしあとは馬の気性がよくなっていることだけだろう。
ポイント1.▲
ポイント2.☆
ポイント3.△
ポイント4.◯