アイビスサマーダッシュ全頭診断アルマエルナト

もう8歳馬でオープンに入ったのも7歳の時と、完全なる晩成型であるが、ここにきても衰える様子はなく、最終追い切りでも芝強目で追って最後11.6を出すというスピードをしっかり8歳馬で持っているということは評価できる。前走案外人気が落ちてのオープンの韋駄天ステークスだったが、上がり2位を使っての、4着と展開的に不利もある中でよく頑張ったとは思う。中山だったり、函館だったりのパワーのかかる馬場で好走がよく目立つため、新潟の直線も悪いわけではなさそう。ただ、ハンデがプラス2キロとなるので、ここでの面は少し部が悪いかも。
血統的にはダート血統のネオユニヴァースというパワーのある血統に、母系はグレイゾウリンのスタミナ系。まさに千直が会いそうな血統ではあるが、ダート中距離のネオユニヴァース産駒で、ボールドルーラーではなくグレイゾウリンということもあり、行き足のスピードというのは少し薄い面がある。1000メートルという距離に関していうと割引になってしまうが、新潟のコースは会うとは思う。
このネオユニヴァース系に、母系でグレイゾウリン系のトニービンであると、代表的にはデスペラードやネオヴァンドームなどがいるが、デスペラードも、ネオヴァンドームというのも、やっぱり中距離や長距離を基本線として走った馬。そのため、前回はオープンで通用したかもしれないが、今回の重賞の流れに乗れるかが注目のポイントとなるか。

ポイント1.◯
ポイント2.◯
ポイント3.◯
調教評価b
データ2