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2019/08/07 20:55
関屋記念 ケイデンスコール
NHKマイルで接戦を演じた3頭のうち、1頭は中京記念を使って、1頭は関屋記念。この馬は関屋記念ではあるが、中京記念を使わなかった理由はカテドラルが出ること以外にも、中京と新潟で相性がいいのが新潟。そういうところから陣営の狙いがしっかり見える。この馬は、上がりを朝日杯以外全て一位となるほど、末脚を抜群に持っている馬。新潟の外回りコースで2勝の経験があり、東京も含めれば外回りコースでの適性は抜群にあるといえる。前前走までのこの馬というのはスローの瞬発力勝負になるレースばっかであった。ただ、前走は前半の方が早いレース展開でジリジリ追い上げてしっかり2着と追い込んできているところから、対応力の高い馬ということはいえる。石橋脩騎手の連続騎乗もプラスにはなるし、53キロも魅力。いくらカテドラルが勝てなかったとしても、この馬はこのコースで実績があるし、連対は確保できる可能性は高いが、末脚が不発したら無理であるだろう。
父ミスプロ系のロードカナロア。嫌う内容はこの父には全くないし、逆に左回り外回りコース得意の大型コース得意のキングマンボなら、新潟の長い直線コースも対応可能。逆に歓迎といえる。母父もこのレース相性の良いハーツクライ。ハーツクライは東京で活躍、中山で活躍した通り、関東でのレースには優れている。母父ハーツクライは左回りでは人気以上に走りやすいし、代表産駒のトロワゼトワルなんかは左回りの中京コースでここ2戦2勝。父、
母父が同じ馬であるので、そういう意味で左回りが向くというのはかなり良いこと。最後に、この馬の母母系はリボー系という血統。これはスローペースのような後傾ラップに相性の良い血統。なので、今回はスローペース希望の瞬発力勝負で行きたいこの馬は逃げ馬が少ない方がいい。今回で行くと、行き足を譲りそうにないのはファストルプローチか、トミケンキルカスか。どちらも人気薄でトミケンに関してはスローのため逃げ戦法なので全く問題ないが、ファストアプローチは前走意地でもハナを奪いたかったがサトノが行ったため競りかけてハイペースにした。今回ケイデンスコールが怖いのは、1000メートルを57秒で行かれるのは辛い。それくらいのペースになるかならないかはファストアプローチ次第ではあるが、そこの面で末脚が不発になる可能性はある。新潟もプラスだし距離も1番あっているはず。この馬の敵というのは間違いなくペースであるだろう。
評価A