北九州記念 アンヴァル

この馬が、好走するときのパターンとしては毎回1.09秒台での決着の時。1.08秒台でも走ることは走るが、この北九州記念特有の1.06秒や1.07秒台では少し苦戦するはず。特に昨年のこのレースでもハンデを生かしきれなかったのもあったが、早い時計を出せずに完敗。小回りは苦手そうに移らず、コーナリングもうまい馬であるので、実際時計との勝負になりそう。ただ、プラス材料もたくさんあることはある。今回騎手は藤岡康太騎手に乗り替わりとなるが、この騎手は完全にローカルの小回りの競馬はかなりうまい。先週のモズアトラクション のような、早めに仕掛ける競馬であったり、穴を開けるときはインをついたり、ローカルや短距離の騎乗は定評がある。前走明らかにカラクレナイの方が競馬はやはり上手ではあったが、叩きの面、ハンデの面を考えても今回は逆転可能か。やはり1.07秒の壁は流石にあるとは思うので、抑え以下の評価で留めておきたいくらいだが。
父はロードカナロアでこのコース相性がかなり良い。お父さんが欧州スタミナ系で母が平坦コース得意のストームバード系と小倉向きのような血統配合。母系は小倉重賞２代連続勝利とこの馬にも期待がかかるものの、母系にはパワーが強すぎて、この北九州記念ではなく、2歳Sの方があっている血統。そのため、かなり早い時計には全く対応できないはず。小倉のコース自体は合うはずなのだが、スピードや、距離も少し短い気はする。

小倉 ◎
距離◯
スピード△

<評価
4.0