新潟記念5.クリンチャー

1年半くらい前は、レイデオロやアルアイン、モズカッチャンなどと素晴らしいレースを展開してたこの馬だが、凱旋門賞の後から復調気配が全く見られない。休み明けの得意なディープスカイ産駒で、ちょっと春は使い込みすぎたと思う。そう考えてみれば前走のかなり良いメンバーのグランプリ8着はそこまで悲観する内容ではないのでは。やはりこの馬のベストというのは小回り戦で時計がバリバリにかかった時。ダンジグのクロス持ちで、前傾ラップに強い特徴のある馬になっているのではないか。少し馬体が雄大なだけあって、重馬場や不漁馬場での成績は優れているだけあって、小回り戦でスタミナを要するコースがこの馬にとっては1番のコースのはず。そこまで、血統的にもダート系のパワーを持つ馬ではないため、直線に坂があるコースは向かない。左回りに変わった今回で、新味を見いだせるかがポイント。ただ、57.5キロでは少し復活は厳しいとは思うが。前傾ラップで、雨が降ってくれレバこの馬の頭も考えられるし、実績は上位なので前走からのメンツレベル的にはこの馬が1番落とせるのではないか。