スプリンターズS アレスバローズ

ディープインパクト産駒らしいストライドの長い脚を使い、成績をしっかり残してきた馬。好走した北九州記念や、CBC賞はこの馬の鋭い末脚を使いやすいコースであり、タイムでもあった。中山の1200メートル戦は、準オープンで勝ちがあるがレースのレベルを考えれば中山は苦手であるだろう。父ディープインパクトがこのコース活かしにくい血統で、同産駒のスプリンターは小倉や福島での平坦コースのスピード瞬発力を生かしやすいコースでの好走が目立つ。中山は苦手であったり、サンデー系統はあまり相性が良くない。ここ3つの中山重賞を見る限り、この馬のようなかなり豪脚を持つ馬でも負けてきていた。逃げ馬が3連勝を決めている中山G1でこの馬は差し切れる可能性は薄い。この馬は前傾ラップという前が早い競馬になるとかなり残念な成績。後傾ラップであるとなかなかいい脚を使ってくるが前傾ラップは弱い。今回はモズスーパーフレア、ラブカンプー、マルターズアポジーなど逃げ馬が多数。間違いなくハイラップは間違いないし、前残りの馬場なので、この馬の展開には向かない。スプリントの位置どりは川田騎手うまくない傾向にあるため、狙えない一頭。母系にはトニービンとここでも不良に対応できる血統。どうしてもディープで時計が早い方が走れるというが、中途半端な天気がこの馬にとって1番嫌なのでは。大雨が降って馬場が泥の馬場になるか、まっパレの1.6秒台のレースになるか。差し馬だし、トニービン系ではこのレース自体には向いていない。ここは見送りで昨年惜しかった京阪杯でもう一度狙うか。