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2019/05/04 02:33

常識の崩壊

戦後のマスメディアはテレビだった。今の時代から考えると、それは障子の穴から、外の世界を眺めている行為に等しい。情報を得るためのメディアが制限されている状態では、人々の『常識』を統制することは容易い。今の北朝鮮がその状況であるが、外から見た場合、それは至極不自然な状態であるということを感じるのが普通だろう。

宇宙規模の視点から地球を見た場合、同様なことが言える。例えるならば、我々は『地球』という一つのテレビを見ていると言うことが出来る。つまり、『地球』という唯一のマスメディアを情報源としているにすぎない。そして、その『地球』は我々の常識を形成する。

外宇宙から見た場合、ひどく不自然な状態に見えることだろう。地球人は独自の常識を作り出し、それが不変のものと信じ込んでいるからである。通常、我々が日常レベルで常識外の何かに遭遇した場合、『不思議』というレッテルを貼って、放り投げるという作業を我々は自動化している。

しかし、情報源が個別化されつつある今日では、『地球』という一つのまとまった共同的常識は崩壊の危機にあると考える。外部に情報源を持った場合、内部の常識は常識ではなくなる。また、情報源の幅が広がると、多様な常識が創造される。例えば、少し前のテレビ時代と今日のインターネット時代を比較しても、これらのことは明白である。

常識の個別化が行き着く先は、共同的常識の自然消滅である。積極的に破壊されるというよりは、誰も見向きをしなくなる。それは、良いとか悪いとかではない。流れの中での自動化されたプロセスであると言える。

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