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2019/05/07 02:58
魂としての視点
肉体的生が、今回限りではないという立場に立つと、様々なことから解放されるように思う。また、必要だと思っていたものの中に、不要なものも出てくるだろう。
魂に関して言及する場合、重要なのは、宗教的な概念を遮断することである。魂と言うと、すぐに宗教と結び付いてしまい、一般には不信の念が反射的に湧いてくる。しかし、必要なのは、冷静で科学的な観察がなされることである。
例えば、完全なる有機的肉体を科学が創り上げることが出来たと仮定しよう。そして、電気ショックを与え、心臓を起動できたとしよう。その個体は、我々のようなパーソナリティーを持つだろうか。
魂に関して無視をするのであれば、死体を完全に修復し、その個体を生き返らせることが、科学的に可能であるはずである。しかし、それは歴史上実現されたことはない。このことは、我々は、魂なくして、『生きる』ことは不可能であるという根拠になり得る。
物理的な科学は、この分野を完全に無視してきた。それゆえに、科学において数多くの謎が存在する。新しい科学は、この分野について追求し、解明する努力が必要に思える。科学の世界ではタブーなのかもしれないが、魂を科学にすることにより、いくつかの謎は解明されるだろう。また、我々は安心して魂の視点を手に入れることが出来るだろう。