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2019/05/21 02:44
完結の意識
どの二元性の局面においても、『完結の意識』なるものが必要に思える。これがあれば、自分の中に『不足』は感じないはずである。この『不足』の感覚は、自分の中のバランスを崩す。我々は、『不足』を埋めるために、外部に助けを求める傾向がある。結果として、外部から自分の『不足』を満たすものを連れてこようとするのである。しかし、連れてくるエネルギーは、本来の自分のものではないため、更にバランスを崩す要因となる。そして、更なる『不足』を生み出し、堂々巡りに至る。
これを避けるためには、自己完結が必要になってくる。どの二元性の局面であろうとも、『完結の意識』を持てるならば、『不足』を生み出すことなく、統合に至るはずである。ここで、老子の『足るを知る』という言葉が、再び頭によぎる。老子の視点は、本当に恐れ入る。