朋有り遠方より来たる その名は炎鵬

名古屋場所で旋風を起こしている「ひねり職人」炎鵬、99キロと幕内最軽量の小兵力士でありながら昨日まで5勝1敗の好成績で連日に渡り大相撲ファンに悲鳴を上げさせたり狂喜させたりで喝采を浴び続けている。ファンが何故ここまで炎鵬に魅了されるのか？それは小兵力士であっても飛んだり跳ねたりの相撲でなく、低い姿勢で正面から相手に立ち向かい類い稀な粘り腰と俊敏な動きで相手の圧力をかわしてキレのいい技で大男たちを土俵に転がす姿が何ともスカッとさせてくれるからであろうきのうも自分より79キロも重い矢後をかいなひねりで豪快に転がしヤンヤの喝采を浴びた。今日の相手は同郷石川県出身の輝との対戦、なんとこの二人は西南部中の同級生で15歳の時の稽古場以来の対戦でまさに「朋有り遠方より来たる」なのである。先ほど終わった一番は、やはり炎鵬の弱点を知り尽くした同級生の輝が立合いで激しく当たり一気に土俵の外に押し倒した自分の相撲を取らせてもらえず敗れた炎鵬ではあるが今場所の炎鵬の輝が失われることは決してないだろう。宇良がケガで長期休場している今、炎鵬は小兵力士が大男を翻弄して技で勝つ大相撲の醍醐味を教えてくれる輝ける星なのである今場所こそ勝ち越して三役を目指して欲しい。頑張れ炎鵬、時代は炎鵬について来る(^o^)v