年賀状についての考察

私は､[年賀状は出せる限りは､出したい人に出しておきたい]派です｡


子供時代〜学生時代(高3迄)は､友達･クラスメイトや先生､まだ繋がりがあった親戚(※訳ありで､中3以降絶縁状態｡それ以降は生死不明)に出して､まぁ10枚以上12〜3枚そこいらを､頑張って書いてたかな｡


社会人なりたてホヤホヤ辺りは､[社会人になってから出来た]友達と､お世話になってる会社の先輩にだけで､10枚位｡


それを思うと､今では友達と昔からお世話になりまくっている[前の]会社時代からの友達にだけで8枚｡(うち2人が今年は喪中で､今年は6枚)…と少数精鋭になったから､環境の変化で減っちゃったかな｡


1回だけ､書くのが面倒臭くなった年があって､一切書いてみなかった年があったんだけど､それでも､皆､きちんと出してくれて｡


流石に､物凄く申し訳なくなって､翌年からは､どんなに手を抜いて製作した奴だろうと､ちゃんと出そう!!と思って､以降は毎年書いてます｡


精々出すのが8枚位と､少数精鋭だからこそ出来るのだけど､かなり昔は､頑張って張り切って手描きのイラスト(←干支と関係全くナッシングな､趣味にダッシュしまくりの謎の絵…(笑)｡)にメッセージを添えたのを書いてました｡
(※今思うと､私､厨二病だったのか??←黒歴史)


文句言わずと貰ってくれた友たちよ､あの当時は､マジすまんかった…(^^;｡

※ちなみに現在は､レイアウトシールを､これでもか!!と言うくらいの勢いで､適当に感覚で貼り付けて､デコレートしたものにメッセージ｡

今年は､予算が無かった為､横着して､既に絵が刷ってある､お年玉付き年賀ハガキの1番安かった奴に､メッセージ添えたのを出します｡


私は､ちょっと訳ありでして｡現実世界では悲しくなる位に､45年以上生きて来た過程で色々あった所為で､繋がりのある(私なぞと繋がってくれている)人間が､本当に少なくて｡


少数精鋭の､私と繋がってくれている人たちの顔やら､最近にメール出した時のその人たちからの近況報告を思い出しながら､年賀状をカリカリと､したためるのが､何だかとても好きで｡

毎年､その作業をしていると､ああ､今年も､もうすぐ終わりだな｡来年は､どんな年になるかな??なんて感慨に耽ってみたりと､何だか心休まると言うか｡


メールとかLINE(ガラケーだから､やったことないけど)､SNSでのメッセージの応酬での付き合いは､確かにインスタントで便利だけど｡


年賀状って､
[自分にとって特別な人たちに､自分の心と､自分の時間と､少しの手間賃を割いて､交流する為の1つのスペシャルなツール]
…って考えると､全く書かないのも､全く書かなくなるのも､全く貰わなくなるのも､かなり寂しいかな…と思うんだよね｡


出すのが億劫な人の大半は､
[どんなに嫌でも､自分にとっては､どうでもいい人間の為に､時間と手間賃を割かなくちゃいけない｡しかも､うんざりレベルで多数]
…と言う事情の人なんじゃないかな??

それと､時間と手間賃削るのが単に面倒臭くて､年末年始位は､好きに過ごしたいわ〜｡適当に一斉にメッセージ流しとけば良いし〜｡どうせ又会えるから､今更どうでも良いや〜…って人が増えた(…と言うか､今や世の多数派か??)からかな｡

価値観は､人それぞれだけど､何だか世知辛いですよね｡かなり寂しい考えの人が､それだけ増えてしまったのだと思います｡


たとえ､直ぐに連絡とれて､しょっちゅう顔も見られるし､直に会うのも容易い友達や身内であっても､いつ何時､何かしらが起きて､そうじゃなくなる時が嫌でも来ちゃうのだから､ちょっとした小さな付き合いの積み重ねで､[思い出の貯金]をしておいても良いと､私は思うけど｡


[いつでも､望めば直ぐに会えるのが当たり前]…だ､なんて思っている人間に限って､自分が想像している以上に早く､自分も相手も､望まない形で､自分との繋がりが絶たれてしまう事は､意外に現実世界によくある話｡


…と言う事を肝に銘じて､自分と繋がりがある特別な人たちとの付き合いは､大切にしたいですね｡