譲れない一冠

秋華賞。

◎ソダシ
◯ファインルージュ
▲スルーセブンシーズ
△アンドヴァラナウト
△サルファーコスモス
×エイシンヒテン
☆ステラリア


スタート。
ホウオウイクセルが出遅れる。
福永先生のYoutubeでもあったが、ソダシの後ろ、ゴールデンポジションは早くも争奪戦やった。
5番エイシンヒテンが行く。4番ソダシもまずまず。2番ステラリアと3番クールキャットがぶつかり合う。クールキャットが内に寄れて好スタートやった1番スルーセブンシーズが内に追いやられる。空いたソダシの後ろに6番スライリー、ほんで外から9番福永アンドヴァラナウトが取り付いた。お見事です。7番に川田のサルファーコスモスがいたからもっと出して外に張るかなーと思ったけど、スタートそこまで良くなかったかな？

更に1コーナーまでに10番アールドヴィーヴルも外から進出。12番アカイトリノムスメも好スタートからその外につける。戸崎の手が動かずとも前目にいけるこのレースセンスの高さは彼女の武器やと思う。

1コーナー曲がる時には2頭の後ろは内から主張したスルーセブンシーズ、スライリーの前にアンドヴァラナウトが入ってきてた。ソダシの外にアールド、アカイトリがその後ろ。内のクールキャットがコーナーで下がる。大飛びでコーナリングが上手くない彼女では4つのコーナーは鬼門やったか。

向正面に差し掛かる2コーナー入口あたりが600mで36.6と遅め。
エイシンヒテンが2馬身ほど離す単騎逃げ。2番手ソダシ、1馬身半ほど離してアールド、スルーセブン、アンドヴァラナウト、アカイトリ、クールキャット。隊列は若干縦長。
中団真ん中にサルファー、外にアナザーリリック、内にスライリー。更に後ろ外目にルメールのファインルージュ。
後方は割愛。

1000m1.01.2。
各馬が脚を溜める中3コーナーすぎた残り600m付近でソダシ隼人の手が動く。ちょっと早いと思った。
この後半1000mのラップは12.0-11.5-11.3-12.3-12.9。12秒台で逃げたヒテンより2番手のソダシの手が動いたコーナーで11.5-11.3のラップ。

4コーナーからは各馬追い出して直線。
エイシンヒテンが先頭。ソダシ2番手。アールドとアカイトリも追いかける。内はスルーセブンシーズを交わしてアンドヴァラナウト、手応え抜群。外はサルファーとアナザーの更に外を回ったファインルージュが伸びてきた。

ソダシが沈む坂で200を切ってもヒテンが粘るが、アンドヴァラナウト、アカイトリ、ファインルージュが伸びてくる。最後はアカイトリノムスメが2頭を抑えて優勝した。ディープ×アパパネ、三冠目は譲らなかったこの三冠配合血統の意地を見た。


アカイトリノムスメ。レースセンスの高さと長く良い脚が武器と思ってた。戸崎とも手が合いそうな気はしてたが内回りはどうかなと思ってた。4コーナー前から追い出してしぶとく伸びる。恐れ入りました。
てか休み明けでも戸崎が乗った調教で併せた馬をスパンと離してて成長もしてたのかも。

アンドヴァラナウトはYoutubeの福永先生の言った通りの位置。コーナーも手応え抜群やった。それでも3着やったのは上がりの掛かるパワー馬場は今ひとつなんかな？

ファインルージュは見れば見るほど恐ろしい。外外回って外から手前変えずに右手前のまま直線伸びて2着。強いわ。

エイシンヒテンは単騎逃げが出来そうなメンツやった。それでもソダシに絡まれたら無理かな思ったけど、内回り、自分のリズムでの逃げが叶えばしぶといと改めて思った。

スライリー、内でジッと出来たとは言え5着は驚いた。

ステラリアは枠的に武さんならソダシの後ろで競馬してくれるかと思ったけど、なかなか思い通りにいかんもんやな。

スルーセブンシーズは期待したし良い位置にいたけど何やろうな？

アールドヴィーヴルはプラス体重◯。一回叩いて変わるか思った。積極的な競馬で、スローやったしナイスチャレンジやったと思うけど、結果的に伸びんかった。好きな馬やしこの経験が生きてほしい。

ユーバーレーベンは急仕上げやったかな。やっぱ直線長いとこが良い。

アナザーリリック、ミスフィガロの大外枠は可哀想やったね。良い末脚を持ってる馬だけに阪神内回りの外枠はキツい。ミスフィガロは完歩も小さくて内回り問題無さそうやったけどね。

ソダシ。間違いないと思ったけど、輪乗りからゲート前に進まないのを見てちょっと心配やった。どうやらゲートでぶつけたか歯が折れてたとこのこと。ここでブチコの血が騒ぐか。。後半のラップが速くなったとこもしんどかったか？



改めて競馬に絶対は無いってのと、上位の馬の凄さを感じた一戦やった。レベルが高い世代やとマギレがありそうなコースでも荒れないもんやね。