2023年皐月賞　2/3

ソールオリエンスはスタートも遅く、2戦ともスローで、揉まれた経験もない中で最内枠。京成杯でも4角逆手前で大きく膨れてたぶん課題はいっぱいある馬。それでも補って余りあるほど末脚は強烈なものを持ってた。過去スローでも折り合いは問題なく、調教は抜群でコーナーも右手前で回ってた。ハイペース外差し馬場の中で各馬が動く中で追い出しを待ち、1番外後方から一気に強襲してきた。
2年前のダービー、エフフォーリアで前が空いたら早めに追い出し福永に差された武史。今年、追い出しを待って一冠目を制したソールオリエンスと共に再びダービー制覇を目指す。

タスティエーラは好スタートから好位外目を追走し、外から早めに抜け出し3番手以下を離した。長く良い脚やけど少しズブいところがあって、弥生賞後に松山もそれは言うてて早め先頭は仕方ないんやろうけど、勝ち馬が強かった。競馬は上手い印象。

ファントムシーフは向正面で落鉄してたとのこと。スタートは遅くはなかったけど、速いペースについて行かず後ろから。彼も長く良い脚があって、落鉄しながら直線しぶとく伸びたが3着まで。飛びが大きく馬場も悪い中頑張った。

メタルスピードは上がりが掛かる競馬で結果出してて、派手さも無いし津村やし人気無いけど外差し効けば侮れないと思ってたけど、惜しかったね。スプリングSでも荒れ馬場を内から脚伸ばしてた。逆にパンパンの良馬場の時がどうか。

ショウナンバシットも良い馬やね。みんな空けてる荒れた内を追走し勝負所でスルスル上がり、直線は外目に寄り食らいついた。1勝クラスは重馬場で外が良い中で内を伸びて寄せ付けなかった。すみれSはラチ沿い狭い所を抜けて2着、若葉Sもスローで逃げた馬を交わして1着と終いのキレ味はヒケを取らない。

シャザーンの末脚は強烈。未勝利勝ちで重馬場も経験済みで、すみれSは発馬後バランス崩して後方からになったが、それでも外回して差し切ってた。欠点らしい欠点が見当たらないけど、今日はラスト伸びんかった。
向正面で外目ダノンの後ろのタスティ、メタル、ファントム、シャザーン、ソールの列が上位に来て、わかりやすい外差し馬場やったね。


(続く)