ポンタの寿司修行！！　２

ガラッ！
ポンタ「へい！！らっしゃいぃぃ！！！（拡声器）」
客「うぎゃぁぁぁ！！耳がぁぁぁ！！！」
一美「・・・ポンタ！！てめえ！何大音量で拡声器なんか使ってるんだよ！！普通に元気良く挨拶すればいいだろ？早く元の場所に返して来い！！お客様！！お耳大丈夫でしょうか？大変失礼しました！すぐこの席へどうぞ！！」
そして！
一美「おい！ポンタ！２名の客にあがりを出してやれ！！」
ポンタ「あがり？もう僕上がっていいの？」
一美「・・・ふざけんな！！寿司屋であがりと言えばお茶だろうが！！今すぐお茶を汲んで差し出せ！！」
ポンタ「ンホー！！すぐお茶を出します！！」
そして！
ポンタ「はい！お客様！お茶をご用意しました！ゆっくりどうぞ！ご注文は？」
男客「じゃあ、まずカッパ巻き頼めるかな？」
ポンタ「・・カッパ巻き？・・・お客さん！カッパ何て架空の動物だよ！そんなネタあるわけないじゃん！！頭大丈夫・・・」
ボカッ！！
ポンタ「うぎゃぁぁぁ！！頭が割れるよぉぉ！！・・親方！いきなり頭叩かなくても・・」
一美「・・頭大丈夫かはてめえの方だ！！カッパ巻きっつったらキュウリをシャリで巻いた海苔巻きだろうが！！お客様！大変ご失礼しました！この子は今日入った新人？ですのでお許し願います！！今すぐ巻きます！！」
そして！
ポンタ「はい！こちらがカッパ巻きでございます！さあ、どうぞ！！」
男客「では、頂きます！・・・上手い！！さすがミシュランでも紹介されただけの事はある！！特に、シャリが口内で溶ける感じがたまらないね！！」
ポンタ「・・え？」
女客「・・ねえ？私鉄砲欲しいんだけど、いいかしら？」
ポンタ「・・・！！鉄砲！！？・・・ちょっと失礼しまーす！」
女客「・・・？」
そして！
一美「・・あいつ遅いな！！・・まさか？」
そして！
ポンタ「・・もしもし、警察ですか？こちら吉田屋の者ですが、今鉄砲を要求してる女性がいますので、すぐパトカーで来て下さい・・・って・・え？親方？」
一美「・・ポ・ン・タ！！おまえ！寿司屋で銃器の鉄砲注文するバ〇がいるか？寿司屋で鉄砲と言ったらかんぴょう巻きの事だ！！すぐ警察に事情話して電話切れ！！」
ポンタ「ンホー！！ごめんなさーい！！」
そして！
女客「本当にここの寿司屋はシャリの握り加減や海苔の巻き具合が絶妙で最高ね？では、おあいそお願いね？」
ポンタ「・・おあいそ？うちはアイスのデザートないけど・・」
一美「・・ギロッ！！」
ポンタ「わぁぁ！！ええと・・確か・会計ですね？失礼しました！」
３に続く！