全国若手お寿司大会ポンタ VS 佐治

一美「ポンタ君毎日お寿司練習してる？今度、若手限定お寿司大会あるんだけど参戦してみない？優勝金100万円なんだけどどう？」
ポンタ「オリホー100万円GETするぞぉ」
ヘカテー「・・お金問わずに頑張って下さいね」
そして！
主催者「・・ポンタ佐治よくぞ厳しい予選、本選勝ち抜いた私が全国寿司協会会長で今大会主催者だ早速一週間後に決勝を行うなお、決勝は3人の子供達が審査を行う各自ネタ、水、シャリなど用意する様に」
佐治「おい狸小僧俺は日本TOPクラスの寿司店、鳳寿司で何百人のVIP達を楽しませて来たお前なんかに絶対負けねえからな」
ポンタ「・・上等だい必ず佐治さんに勝ってみせるよ」
一週間後！
主催者「よく両者臆せずにしっかり準備して来た早速佐治から寿司握って貰おう」
そして！
子供達「わあネタが輝いて凄く美味しそう頂きま〜す・・凄く美味しいシャリも柔らかくて山葵が辛いけど回転寿司と全然違う最高」
佐治「ふ当然だ俺は鳳寿司の後継者に選ばれてる男だ相手関係なく100％満足させる自信がある狸小僧ごときに負けてたまるか」
主催者「では、次はポンタ握って貰おうか」
そして！
子供達「・・わあい可愛いポンタ君の顔の形の巨大な海苔巻きだ頂きま〜す・・さっきのおじちゃんと同等に旨いしかも山葵もなくて、よりシャリが甘くて溶けて一番最高」
佐治「何？」
そして！
主催者「さあ、子供達よどちらの寿司が好きか答えて貰おう」
子供達「はーいポンタお兄ちゃんの海苔巻きが一番大好きでーす」
佐治「・・ふざけるなあんな子供騙しもし、まともな大人が審査なら絶対俺が優勝だ」
主催者「その通り確かに大人が審査員なら佐治が優勝だろうしかし、寿司は必ずしも大人だけが食べるとは限らん世代、宗教、各客の体調なども考慮しつつ各客に合わせた中での最高の寿司を提供してこそ真の寿司職人なのだ佐治はただ万人がウケる最高の寿司を握ったのに対し、ポンタは客が子供だと考慮した上で山葵外したりよりシャリを甘く柔らかくしたりした上での最高の寿司を握ったのだそれが勝敗の差だ」
佐治「・・・ふ確かに主催者の言う通りだ・・今までVIPばかり相手にし過ぎて子供達などもVIPと同様の寿司出せば満足なると思い込んでた・・狸小僧お前の勝ちだだか次は絶対お前を倒す」
ポンタ「いいよいつでも返り討ちするからねーオリホーついに100万円GETしたよこれも中学部卒業後の開店資金の為に貯めるぞ（・・ところであの主催者、まさか仮面ライダーのショッカー幹部、イカデビル・・？）」
・・こうして、ポンタが全国若手お寿司大会優勝しました
昔、東京ドーム巨人応援直前に上野駅内で食べた本職人が握る高級寿司、いつかまた食べたいです・・
完読ありがとうございます
完